大阪大学 基礎工学研究科 数理科学 (システム創成専攻) 2024年度 数理科学 [I-5]
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
n≥1, d≥2 を整数とする。Xi,j(i=1,…,n, j=1,…,d)は互いに独立で、Xi,j∼N(μi,σ2)、μi∈R, σ2>0 とする。
(1) (μ1,…,μn,σ2) の最尤推定量 (μ^1,…,μ^n,σ^n2) を求め、実際に尤度を最大化することを確認せよ。
(2) σ^n2 は σ2 の不偏推定量か。(3) d を固定して n→∞ とするとき、σ^n2 は σ2 の一致推定量か。各々理由を述べよ。
Kai
(1)
Xˉi=d−1∑jXi,j とおく。
i,j∑(Xi,j−μi)2=i,j∑(Xi,j−Xˉi)2+di∑(Xˉi−μi)2
より、任意の分散について尤度は μ^i=Xˉi で最大となる。S=∑i,j(Xi,j−Xˉi)2 とし、v=σ2 に関する対数尤度を考えると
ℓ(v)=−2ndlog(2πv)−2vS,ℓ′(v)=2v2S−ndv.
S>0 は確率1で成立し、導関数は v=S/(nd) で正から負へ変わる。よって
μ^i=Xˉi,σ^n2=nd1i,j∑(Xi,j−Xˉi)2.
(2)
S/σ2∼χn(d−1)2 より
E[σ^n2]=dd−1σ2=σ2.
従って不偏ではない。
(3)
Var(σ^n2)=nd22(d−1)σ4⟶0.
チェビシェフの不等式から σ^n2P(d−1)σ2/d。d は固定されているので、σ2 の一致推定量ではない。