大阪大学 基礎工学研究科 数理科学 (システム創成専攻) 2024年度 数理科学 [II-9]
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
n は正の整数、0≤z≤1 とし、X1,…,Xn は独立に Ber(z) に従う。すなわち P(Xi=1)=z、P(Xi=0)=1−z (i=1,…,n) である。f は [0,1] 上の連続関数、Yn=n−1∑iXi とする。
(1) E[f(Yn)] を z に関する多項式で表せ。
(2) δ>0、Un(δ,z)=1{∣Yn−z∣≥δ} とする。n,z,δ に依存しない M>0 が存在して
E[∣f(Yn)−f(z)∣Un(δ,z)]≤nδ2M
となることを示せ。
(3) limn→∞supz∈[0,1]∣E[f(Yn)]−f(z)∣=0 を示せ。
Kai
(1)
nYn∼Bin(n,z) より
E[f(Yn)]=k=0∑nf(nk)(kn)zk(1−z)n−k.
(2)
B=max[0,1]∣f∣<∞ とする。E[Yn]=z, Var(Yn)=z(1−z)/n≤1/(4n) なので、チェビシェフの不等式より
E[∣f(Yn)−f(z)∣Un]≤2BP(∣Yn−z∣≥δ)≤2nδ2B.
従って M=max{1,B/2} とすればよい。
(3)
任意の ε>0 を取る。f の一様連続性より、∣u−v∣<δ なら ∣f(u)−f(v)∣<ε/2 となる δ>0 が存在する。このとき(2)から、すべての z∈[0,1] に対して
∣E[f(Yn)]−f(z)∣≤E∣f(Yn)−f(z)∣≤2ε+nδ2M.
n>2M/(εδ2) なら右辺は ε 未満となり、所望の一様収束を得る。