大阪大学 基礎工学研究科 数理科学 (システム創成専攻) 2024年度 数理科学 [II-3]
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
X={f:N→Rn=1∑∞f(n)2<∞},∥f∥=(n=1∑∞f(n)2)1/2
とする。
(1) f,g∈X が ∥f∥=∥g∥=1 を満たすとき ∑nf(n)g(n) が収束し、∣∑nf(n)g(n)∣≤1 となることを示せ。
(2) 任意の f,g∈X に対し同級数の収束と ∣∑nf(n)g(n)∣≤∥f∥∥g∥ を示せ。
(3) f,g∈X なら f+g∈X を示せ。
(4) fm,f∈X が (a) ∥fm∥→∥f∥、(b) 任意の g∈X に対して ∑n(fm(n)−f(n))g(n)→0 を満たすとき、∥fm−f∥→0 を示せ。
Kai
(1)
2∣f(n)g(n)∣≤f(n)2+g(n)2 より
n=1∑N∣f(n)g(n)∣≤21n=1∑N{f(n)2+g(n)2}≤1.
従って絶対値の部分和は単調増加かつ有界なので収束する。元の級数は絶対収束し、その和の絶対値も1以下である。
(2)
f=0 または g=0 の場合は自明。それ以外では f/∥f∥, g/∥g∥ に(1)を適用して両辺に ∥f∥∥g∥ を掛ければよい。
(3)
(f(n)+g(n))2≤2f(n)2+2g(n)2
より二乗和は有限であり、f+g∈X。
(4)
内積を ⟨f,g⟩=∑nf(n)g(n) と書く。(b)で g=f とおけば ⟨fm,f⟩→∥f∥2。従って
∥fm−f∥2=∥fm∥2+∥f∥2−2⟨fm,f⟩⟶0.