大阪大学 基礎工学研究科 数理科学 (システム創成専攻) 2023年度 数理科学 I [2]
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
a∈R とし、
A=−2a+52a−3−a+2−2a+42a−2−a+22a−3−2a+3a
とおく。
(1) A の固有値をすべて求めよ。
(2) A が対角化可能でない a をすべて求めよ。
(3) n を3以上の自然数とする。A が対角化可能でないとき、An を単位行列 E,A,A2 の一次結合として表せ。
Kai
(1)
det(xE−A)=(x−1)(x−2)(x−a)
なので固有値は 1,2,a(重複を含む)。
(2)
a∈/{1,2} なら固有値が相異なるので対角化可能である。
a=1 では dimker(A−E)=1 だが固有値 1 の代数的重複度は 2 なので対角化できない。
a=2 では ker(A−2E) は (0,1,0)T,(1,0,1)T を基底にもち、固有値 1 の固有ベクトル (−1,1,0)T と合わせて基底をなす。したがって答えは a=1 のみ。
(3)
a=1 の最小多項式は (x−1)2(x−2)。xn をこれで割った余りを q(x)=ux2+vx+w とすると
q(1)=1,q′(1)=n,q(2)=2n.
これを解き、Cayley–Hamilton の定理を用いて
An=(2n−n−1)A2+(3n+2−2n+1)A+(2n−2n)E.