大阪大学 基礎工学研究科 数理科学 (システム創成専攻) 2023年度 数理科学 II [3]
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
0<α<1 とする。ε>0 に対し C±(ε)={x±iε∣x≥0} とし、向きは実部が増加する方向とする。Logz=log∣z∣+iargz、0≤argz<2π をとり、zα−1=e(α−1)Logz と定める。
(1) f(z)=zα−1/(z+1)、I±(ε)=∫C±(ε)f(z)dz とする。優収束定理を用いて
ε→0limI+(ε)=∫0∞1+xxα−1dx,ε→0limI−(ε)=e2πi(α−1)∫0∞1+xxα−1dx
を示せ。
(2) 留数定理を用いて ∫0∞xα−1/(1+x)dx を求めよ。
Kai
(1)
x>0 に対して、上側からの偏角は 0、下側からは 2π に収束する。また α−1<0 なので
1+x±iε(x±iε)α−1≤1+xxα−1.
右辺は原点付近で xα−1、無限遠で xα−2 と比較でき、0<α<1 により可積分。したがって優収束定理で二つの極限を得る。
(2)
正の実軸を切断線とする鍵穴形の正向き閉曲線をとる。半径 r の内円の寄与は O(rα)、半径 R の外円の寄与は O(Rα−1) なので、r↓0,R↑∞ で消える。
内部の単純極 z=−1 の留数は eiπ(α−1)。上側を 0→∞、下側を ∞→0 に進むので、J を所定の実積分として
(1−e2πi(α−1))J=2πieiπ(α−1).
整理して J=π/sin(πα)。