大阪大学 基礎工学研究科 数理科学 (システム創成専攻) 2023年度 数理科学 II [2]
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
X,Y は空でない集合とする。δ(a,b)=0 (a=b)、δ(a,b)=1 (a=b) と定め、d は Y 上の距離とする。
(1) δ は X 上の距離であることを示せ。
(2) 各 a∈X に対し {a} は (X,δ) の開集合であることを示せ。
(3) 任意の写像 f:X→Y は (X,δ) から (Y,d) への連続写像であることを示せ。
(4) (Y,d) がコンパクトで g:Y→X が連続なら、g(Y) は有限集合であることを示せ。
Kai
(1)
非負性、対称性、δ(a,b)=0⟺a=b は定義から従う。a=c なら a=b または b=c なので δ(a,b)+δ(b,c)≥1=δ(a,c)。a=c なら三角不等式は自明。
(2)
半径 1/2 の開球は Bδ(a;1/2)={a} である。
(3)
任意の a∈X,ε>0 に対して η=1/2 と選ぶ。δ(a,b)<η なら a=b なので d(f(a),f(b))=0<ε。よって各点で連続。
(4)
連続像 g(Y) はコンパクトである。単点集合からなる開被覆 {{a}:a∈g(Y)} は有限部分被覆をもつので g(Y) は有限集合である。