大阪大学 基礎工学研究科 数理科学 (システム創成専攻) 2022年度 数理科学 I [5]
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
正の整数 n に対して、線形回帰モデル yi=axi+εi (i=1,…,n) を考える。xi は実定数、a は未知実数、εi は独立な標準正規変数である。
Sx2=n1∑xi2>0,Sy2=n1∑yi2,Sxy=n1∑xiyi
とし、∑i(yi−axi)2 を最小にする a を a とする。
(1) a を求め、n−1∑i(yi−axi)2=Sy2−Sxy2/Sx2 を示せ。
(2) n−1∑i(yi−axi)2=Sx2(a−a)2+n−1∑i(yi−axi)2 を示せ。
(3) nSx2(a−a)∼N(0,1) を示せ。
(4) n=10,Sx2=0.3,Sxy=0.9 のとき、H0:a=2,H1:a>2 を有意水準 5% で検定せよ。標準正規分布の上側 5% 点は 1.645、上側 2.5% 点は 1.960 とする。
Kai
(1), (2)
平方完成すると
n1∑(yi−axi)2=Sx2a2−2Sxya+Sy2=Sx2(a−Sx2Sxy)2+Sy2−Sx2Sxy2.
Sx2>0 より a=Sxy/Sx2 であり、二つの等式も従う。
(3)
a−a=∑ixi2∑ixiεi∼N(0,nSx21).
標準化すればよい。
(4)
a=3、帰無仮説下の統計量は
Z=10⋅0.3(3−2)=3≃1.732>1.645.
したがって H0 を棄却し、有意水準 5% で a>2 と判断する。