大阪大学 基礎工学研究科 数理科学 (システム創成専攻) 2022年度 数理科学 II [6]
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
実数値確率変数列 Xn が確率有界とは、任意の ε>0 に対してある M>0 が存在し、全 n で P(∣Xn∣>M)<ε となることである。次を示せ。
(a) supnE[∣Xn∣]<∞ ならば確率有界である。
(b) Xn が実数値確率変数 X に確率収束するならば確率有界である。
(c) P(Xn=n)=pn,P(Xn=0)=1−pn (0≤pn≤1) の場合、確率有界であることと pn→0 は同値である。
Kai
(a)
C=supnE[∣Xn∣] とおく。Markov の不等式より P(∣Xn∣>M)≤C/M なので、M>C/ε とすればよい。
(b)
XnPX より、十分大きな N に対し n≥N なら P(∣Xn−X∣>1)<ε/2。また X は有限値なので P(∣X∣>K)<ε/2 となる K が存在する。したがって n≥N で
P(∣Xn∣>K+1)≤P(∣Xn−X∣>1)+P(∣X∣>K)<ε.
有限個の n<N に対しても裾確率が ε 未満となるよう M≥K+1 を大きくすればよい。
(c)
M>0 に対し supnP(∣Xn∣>M)=supn>Mpn。この値を任意に小さくできることは、まさに pn→0 と同値である。