大阪大学 基礎工学研究科 数理科学 (システム創成専攻) 2022年度 数理科学 II [5]
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
X=(−1,1)、d(x,y)=∣x−y∣ とする。
(1) an=1−2−n は (X,d) でコーシー列だが収束列ではないことを示せ。
(2) f(x)=tan(πx/2)、df(x,y)=∣f(x)−f(y)∣ とする。df が距離であることと (X,df) の完備性を示せ。
(3) r>0,x∈X に対し Bf(x;r)={y∈X∣df(x,y)<r} は (X,d) の開集合であることを示せ。実数の完備性は用いてよい。
Kai
(1)
m,n≥N なら ∣an−am∣≤2−N なのでコーシー列である。実数としての極限は 1 であり、1∈/X だから X 内には収束しない。
(2)
f:X→R は全単射である。R の距離の非負性、対称性、三角不等式が df に引き継がれ、単射性より df(x,y)=0⟺x=y。よって距離である。
df に関してコーシーな列 xn について f(xn) は実数のコーシー列なので、ある a∈R に収束する。x=(2/π)arctana∈X とすれば df(xn,x)=∣f(xn)−a∣→0。ゆえに完備である。
(3)
Bf(x;r)=f−1((f(x)−r,f(x)+r)).
f は通常の距離 d に関して連続なので、開集合の逆像である Bf(x;r) は開集合。