大阪大学 基礎工学研究科 数理科学 (システム創成専攻) 2021年度 数理科学 II [5]
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
(X,A,μ) は μ(X)=1 を満たす測度空間で、正値可測関数列 ξn は ξn→0 ほとんど至る所とする。
(1) 狭義増加な自然数列 km が存在して、任意の自然数 m に対して
μ({x∈X:n≥kmsupξn(x)<2−m})>1−2−m
となることを示せ。
(2) km を(1)で定めたものとし、Am={x∈X:supn≥kmξn(x)<2−m} とする。μ(⋃r=1∞⋂m=r∞Am)=1 を示せ。
(3) km,Am をそれぞれ(1)、(2)で定めたものとする。集合 A⊂R の指示関数を 1A(x)=1 (x∈A)、1A(x)=0 (x∈/A) とする。関数 f:(0,∞)→(0,∞) を
f(y)=m=1∑∞2mkm+111[2−(m+1),2−m)(y)+1[1/2,∞)(y)(y>0)
と定める。x∈⋃r⋂m≥rAm ならば ∑n=1∞f(ξn(x))<∞ を示せ。
Kai
(1)
固定した m に対し Ek={supn≥kξn<2−m} は k とともに増加し、ξn→0 となる点を ⋃kEk に含む。測度の下からの連続性より μ(Ek)↑1。したがって km>km−1 と所定の不等式を満たすよう順次選べる。
(2)
μ(m≥r⋃Amc)≤m≥r∑2−m=21−r⟶0.
補集合をとり r→∞ とすれば結論を得る。
(3)
ある r 以降で x∈Am とする。km≤n<km+1、m≥r なら 0<ξn(x)<2−m。この値の属する区間の添字を j とすると j≥m なので
f(ξn(x))=2jkj+11≤2mkm+11.
したがって
n=kr∑∞f(ξn(x))≤m=r∑∞2mkm+1km+1−km≤m=r∑∞2−m<∞.
最初の kr−1 項も有限である。