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大阪大学 基礎工学研究科 数理科学 (システム創成専攻) 2021年度 数理科学 II [10]

Author

祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)

Description

nn は正の整数とする。独立な X1,,XnX_1,\ldots,X_n は平均 μ>0\mu>0 の指数分布、すなわち f(x;μ)=μ1ex/μf(x;\mu)=\mu^{-1}e^{-x/\mu} (x>0x>0) に従う。

(1) 2Xi/μχ222X_i/\mu\sim\chi^2_2 を用い、W=(2/μ)i=1nXiW=(2/\mu)\sum_{i=1}^nX_i の分布を求めよ。ただし、自由度 nn のカイ二乗分布の密度は

g(x;n)={xn/21ex/2Γ(n/2)2n/2x>0,0x0,g(x;n)=\begin{cases} \dfrac{x^{n/2-1}e^{-x/2}}{\Gamma(n/2)2^{n/2}}&x>0,\\ 0&x\le0, \end{cases}

であり、Γ(a)=0xa1exdx\Gamma(a)=\int_0^\infty x^{a-1}e^{-x}\,dx (a>0a>0) はガンマ関数である。

0<α<10<\alpha<1μ0>0\mu_0>0 とする。

(2) H0:μ=μ0H_0:\mu=\mu_0H1:μ<μ0H_1:\mu<\mu_0 の有意水準 α\alpha の検定について、W0=(2/μ0)iXiW_0=(2/\mu_0)\sum_iX_i による棄却域を定めよ。

(3) 1010 個の製品の平均寿命は 400400 時間、表示寿命は 500500 時間であった。H0:μ=500H_0:\mu=500H1:μ<500H_1:\mu<500 を有意水準 5%5\% で検定し、結論を述べよ。χm2(a)\chi_m^2(a) は上側 100a%100a\% 点として、次を用いてよい。

mm9101820
χm2(0.05)\chi_m^2(0.05)16.9218.3128.8731.41
χm2(0.95)\chi_m^2(0.95)3.333.949.3910.85

Kai

(1)

独立なカイ二乗変数の和では自由度が加算されるので Wχ2n2\boxed{W\sim\chi^2_{2n}}

(2)

対立仮説では寿命の和が小さくなるので下側で棄却する。したがって

R={W0χ2n2(1α)}.\boxed{R=\{W_0\le\chi^2_{2n}(1-\alpha)\}}.

帰無仮説下でこの確率は α\alpha である。

(3)

W0=2500(10400)=16,χ202(0.95)=10.85.W_0=\frac2{500}(10\cdot400)=16,\qquad\chi^2_{20}(0.95)=10.85.

16>10.8516>10.85 なので帰無仮説は棄却されない。平均寿命が 500500 時間を下回ると結論するには、有意水準 5%5\% で十分な証拠がない。