大阪大学 基礎工学研究科 数理科学 (システム創成専攻) 2019年8月実施 数理科学 II [7]
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
n,m は2以上の整数、μX,μY は実数とし、X1,…,Xn は N(μX,σ2)、Y1,…,Ym は N(μY,σ2) に従い、全変数は独立とする。σ2>0 とし、
X=n1∑Xi,Y=m1∑Yj,S2=n1∑(Xi−X)2,T2=m1∑(Yj−Y)2
とおく。帰無仮説 μX=μY の下で次を示せ。
(1) (X−Y)/σ2/n+σ2/m は標準正規分布に従う。
(2) Cov(Xi−X,X) を求めよ。
(3) X−Y と nS2+mT2 は独立である。
(4) (n+m)(nS2+mT2)(n+m−2)nm(X−Y) は自由度 n+m−2 の t 分布に従う。
Kai
(1)
独立な正規変数の線形結合より
X−Y∼N(0,σ2(n1+m1)).
標準化すればよい。
(2)
Cov(Xi−X,X)=nσ2−nσ2=0.
(3)
X と残差ベクトル (Xi−X)i は同時正規で無相関なので独立。同様に Y と (Yj−Y)j も独立で、さらに両標本が独立だから、標本平均の差と残差平方和は独立である。
(4)
標準正規ベクトルを平均方向とその直交補空間へ直交変換すると
σ2nS2∼χn−12,σ2mT2∼χm−12.
両者は独立なので U=(nS2+mT2)/σ2∼χn+m−22。 (1) の標準正規変数を Z とすれば (3) により Z⊥U。指定の統計量は Z/U/(n+m−2) であるから結論を得る。