大阪大学 基礎工学研究科 数理科学 (システム創成専攻) 2019年8月実施 数理科学 II [5]
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
X=C([0,1],R)、d(f,g)=maxx∈[0,1]∣f(x)−g(x)∣ とする。
A={f∈X∣f(x)≤f(y) (0≤x≤y≤1)},
B={f∈X∣f(x)<f(y) (0≤x<y≤1)}
とし、P⊂X を [0,1] 上の多項式全体とする。
(1) A が閉集合であることを証明せよ。
(2) B が開集合でも閉集合でもないことを証明せよ。
(3) 制限距離 d∣P に関して P は完備か。証明を付けて答えよ。
Kai
(1)
fn∈A が f∈X に一様収束するとする。x≤y に対し fn(x)≤fn(y) の極限をとると f(x)≤f(y)。ゆえに f∈A であり、A は閉集合。
(2)
fn(x)=x/n∈B は零関数へ一様収束するが、零関数は B に属さない。よって閉集合ではない。
また f(x)=x∈B に対し、0<δ<1 として gδ(x)=max(x−δ,0) とおく。d(f,gδ)≤δ だが gδ は [0,δ] 上一定なので B に属さない。したがって B は開集合ではない。
(3)
完備ではない。多項式 pn(x)=∑k=0nxk/k! は ex に一様収束するのでコーシー列である。もし P 内に極限 p があれば極限の一意性より p=ex となるが、ex は多項式ではない。