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大阪大学 基礎工学研究科 機能創成専攻(機械科学) 2017年8月実施 機械科学II 問題2

Author​

祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)

Description​

問題2

長さ LL,せん断弾性係数(剛性率)GG を持つ円管のねじり変形について,以下の問に答えよ。

(1) 図2-2は,内径 d1d_1,外径 d2d_2 の円管の断面である。この断面の断面二次極モーメント(極慣性モーメント)を導出せよ。

図2-2 円管の断面

(2) この長さ LL の円管の両端にトルク TT が作用しているとき,ねじり角 ϕ\phi を求めよ。

以下の問では,図2-3に示すような直径 dd に比べて肉厚 tt(一定)が非常に小さい(t≪dt\ll d)断面を持つ薄肉円管について考える。

図2-3 薄肉円管の断面

(3) この薄肉円管の断面二次極モーメント IpI_p が,次式で与えられることを,(1)の結果より導け。

Ip=πd3t4I_p=\frac{\pi d^3t}{4}

(4) 図2-4に示すように,直径 d=d0d=d_0 の薄肉円管 AB の両端にトルク TT が作用しているとき,この薄肉円管断面に作用するせん断応力 τ0\tau_0 とねじり角 ϕ0\phi_0 を求めよ。ただし,薄肉のため円管断面内のせん断応力は一定とする。

図2-4 一様な薄肉円管のねじり

次に,図2-5に示すような長さ LL,肉厚 tt の緩やかなテーパーの付いた薄肉円管 AB の両端にトルク TT が作用している場合を考える。A,B での直径はそれぞれ d0,αd0 (α>0)d_0,\alpha d_0\ (\alpha>0) であり,管材のせん断弾性係数(剛性率)は GG である。また,A から B に向かって xx 軸をとる。

図2-5 テーパー付き薄肉円管のねじり

(5) A,B でのせん断応力 τA\tau_A と τB\tau_B を求め,それらの大小関係を示せ。

(6) 位置 xx における断面二次極モーメント Ip(x)I_p(x) を求めよ。

(7) テーパー付き薄肉円管 AB のねじり角 ϕ1\phi_1 を求め,比 ϕ1/ϕ0\phi_1/\phi_0 を α\alpha を用いて示せ。

题目描述​

问题2

关于长度为 LL、剪切模量(刚性率)为 GG 的圆管的扭转变形,回答下列问题。

(1) 图2-2为内径 d1d_1、外径 d2d_2 的圆管截面,推导该截面的截面极二次矩(极惯性矩)。

(2) 当该长度为 LL 的圆管两端受到扭矩 TT 时,求扭转角 ϕ\phi。

以下考虑图2-3所示薄壁圆管,其恒定壁厚 tt 远小于直径 dd,即 t≪dt\ll d。

(3) 利用第(1)问的结果,推导该薄壁圆管的截面极二次矩

Ip=πd3t4.I_p=\frac{\pi d^3t}{4}.

(4) 如图2-4,直径为 d=d0d=d_0 的薄壁圆管 AB 两端受到扭矩 TT,求该管截面上的剪应力 τ0\tau_0 和扭转角 ϕ0\phi_0。由于管壁很薄,设管截面内剪应力均匀。

接下来考虑图2-5所示长度 LL、壁厚 tt、带有缓慢锥度的薄壁圆管 AB,两端受到扭矩 TT。A、B 处的直径分别为 d0,αd0d_0,\alpha d_0,其中 α>0\alpha>0,管材剪切模量为 GG。取从 A 指向 B 的方向为 xx 轴。

(5) 求 A、B 处的剪应力 τA,τB\tau_A,\tau_B,并给出它们的大小关系。

(6) 求位置 xx 处的截面极二次矩 Ip(x)I_p(x)。

(7) 求带锥度薄壁圆管 AB 的扭转角 ϕ1\phi_1,并用 α\alpha 表示比值 ϕ1/ϕ0\phi_1/\phi_0。

图2-2、2-3保留各直径与壁厚的定义,图2-4、2-5保留扭矩方向、管长及轴向坐标。

Kai​

(1), (2)​

断面上の半径を rr とすると

Ip=∫d1/2d2/2r2(2πr) dr=π32(d24−d14).\boxed{I_p=\int_{d_1/2}^{d_2/2}r^2(2\pi r)\,dr =\frac\pi{32}(d_2^4-d_1^4)}.

ねじり率は dΦ/dx=T/(GIp)d\Phi/dx=T/(GI_p) なので、一様管では

Φ=TLGIp.\boxed{\Phi=\frac{TL}{GI_p}}.

(3)​

平均直径の定義に注意して d2=d+t,d1=d−td_2=d+t,d_1=d-t を代入すると

Ip=π32{(d+t)4−(d−t)4}=πd3t4+πdt34≃πd3t4.I_p=\frac\pi{32}\{(d+t)^4-(d-t)^4\} =\frac{\pi d^3t}{4}+\frac{\pi dt^3}{4} \simeq\boxed{\frac{\pi d^3t}{4}}.

省略項と主項の比は (t/d)2(t/d)^2、厳密値に対する相対誤差は (t/d)2/[1+(t/d)2](t/d)^2/[1+(t/d)^2] である。

(4)​

薄肉近似で壁の半径を d0/2d_0/2 とみなすと

τ0=T(d0/2)Ip=2Tπd02t,Φ0=4TLπGd03t.\boxed{\tau_0=\frac{T(d_0/2)}{I_p} =\frac{2T}{\pi d_0^2t}},\qquad \boxed{\Phi_0=\frac{4TL}{\pi Gd_0^3t}}.

(5)​

各断面に伝わるトルクは同じ TT であるから

τA=2Tπd02t,τB=2Tπα2d02t=τAα2.\boxed{\tau_A=\frac{2T}{\pi d_0^2t},\qquad \tau_B=\frac{2T}{\pi\alpha^2d_0^2t}=\frac{\tau_A}{\alpha^2}}.

応力の大きさは、α>1\alpha>1 なら ∣τA∣>∣τB∣|\tau_A|>|\tau_B|、α=1\alpha=1 なら等しく、0<α<10<\alpha<1 なら逆となる。

(6)​

平均直径は d(x)=d0[1+(α−1)x/L]d(x)=d_0[1+(\alpha-1)x/L] なので

Ip(x)=πd03t4[1+(α−1)xL]3.\boxed{I_p(x)=\frac{\pi d_0^3t}{4} \left[1+(\alpha-1)\frac xL\right]^3}.

薄肉近似は管全体で t≪min⁡(d0,αd0)t\ll\min(d_0,\alpha d_0) を要する。

(7)​

各微小区間のねじれ角を足し合わせる。

Φ1=∫0LTGIp(x) dx=4TπGd03t∫0Ldx[1+(α−1)x/L]3.\Phi_1=\int_0^L\frac{T}{GI_p(x)}\,dx =\frac{4T}{\pi Gd_0^3t} \int_0^L\frac{dx}{[1+(\alpha-1)x/L]^3}.

α≠1\alpha\ne1 では積分は L(α+1)/(2α2)L(\alpha+1)/(2\alpha^2)、α=1\alpha=1 でもその連続極限は LL である。したがって

Φ1=2TL(α+1)πGd03tα2,Φ1Φ0=α+12α2.\boxed{\Phi_1=\frac{2TL(\alpha+1)}{\pi Gd_0^3t\alpha^2}},\qquad \boxed{\frac{\Phi_1}{\Phi_0}=\frac{\alpha+1}{2\alpha^2}}.

α=1\alpha=1 で比は1となる。α→0\alpha\to0 の形式的な発散は細い側のねじり剛性低下を表すが、固定した肉厚のまま極限まで薄肉近似を適用することはできない。

Reference​