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大阪大学 基礎工学研究科 機能創成専攻(機械科学)2018年度 機械科学II 問題2

Author​

祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)

Description​

せん断弾性係数 GG、長さ LL の円管に軸まわりのねじりトルク TT が作用する。

  1. 内径 d1d_1、外径 d2d_2 の円管の断面二次極モーメント IpI_p を導け。
  2. 両端の相対ねじれ角 Φ\Phi を求めよ。
  3. 肉厚 tt、平均直径 dd(内径 d−td-t、外径 d+td+t)について、t≪dt\ll d のとき Ip≃πd3t/4I_p\simeq\pi d^3t/4 を導け。
  4. 平均直径 d0d_0、肉厚 t≪d0t\ll d_0 の一様な薄肉円管について、肉厚方向に一定とみなしたせん断応力 τ0\tau_0 とねじれ角 Φ0\Phi_0 を求めよ。
  5. 平均直径が端Aの d0d_0 から端Bの αd0\alpha d_0(α>0\alpha>0)へ長さ方向に線形に変化する薄肉円管を考える。肉厚 tt は一定とする。端A、Bのせん断応力 τA,τB\tau_A,\tau_B を求め、大小を比較せよ。
  6. Aからの距離を xx として Ip(x)I_p(x) を求めよ。
  7. この管のねじれ角 Φ1\Phi_1 と比 Φ1/Φ0\Phi_1/\Phi_0 を求めよ。

题目描述​

剪切模量为 GG、长为 LL 的圆管承受扭矩 TT。由内外径推导极惯性矩及扭转角,再用平均直径 dd 和壁厚 t≪dt\ll d 导出薄壁近似。求均匀薄壁管的剪应力和扭角;对平均直径从A端 d0d_0 沿轴向线性变为B端 αd0\alpha d_0、壁厚恒定的圆管,求两端应力、沿程极惯性矩、总扭角及其与均匀管扭角的比值。

Kai​

(1), (2)​

断面上の半径を rr とすると

Ip=∫d1/2d2/2r2(2πr) dr=π32(d24−d14).\boxed{I_p=\int_{d_1/2}^{d_2/2}r^2(2\pi r)\,dr =\frac\pi{32}(d_2^4-d_1^4)}.

ねじり率は dΦ/dx=T/(GIp)d\Phi/dx=T/(GI_p) なので、一様管では

Φ=TLGIp.\boxed{\Phi=\frac{TL}{GI_p}}.

(3)​

平均直径の定義に注意して d2=d+t,d1=d−td_2=d+t,d_1=d-t を代入すると

Ip=π32{(d+t)4−(d−t)4}=πd3t4+πdt34≃πd3t4.I_p=\frac\pi{32}\{(d+t)^4-(d-t)^4\} =\frac{\pi d^3t}{4}+\frac{\pi dt^3}{4} \simeq\boxed{\frac{\pi d^3t}{4}}.

省略項と主項の比は (t/d)2(t/d)^2、厳密値に対する相対誤差は (t/d)2/[1+(t/d)2](t/d)^2/[1+(t/d)^2] である。

(4)​

薄肉近似で壁の半径を d0/2d_0/2 とみなすと

τ0=T(d0/2)Ip=2Tπd02t,Φ0=4TLπGd03t.\boxed{\tau_0=\frac{T(d_0/2)}{I_p} =\frac{2T}{\pi d_0^2t}},\qquad \boxed{\Phi_0=\frac{4TL}{\pi Gd_0^3t}}.

(5)​

各断面に伝わるトルクは同じ TT であるから

τA=2Tπd02t,τB=2Tπα2d02t=τAα2.\boxed{\tau_A=\frac{2T}{\pi d_0^2t},\qquad \tau_B=\frac{2T}{\pi\alpha^2d_0^2t}=\frac{\tau_A}{\alpha^2}}.

応力の大きさは、α>1\alpha>1 なら ∣τA∣>∣τB∣|\tau_A|>|\tau_B|、α=1\alpha=1 なら等しく、0<α<10<\alpha<1 なら逆となる。

(6)​

平均直径は d(x)=d0[1+(α−1)x/L]d(x)=d_0[1+(\alpha-1)x/L] なので

Ip(x)=πd03t4[1+(α−1)xL]3.\boxed{I_p(x)=\frac{\pi d_0^3t}{4} \left[1+(\alpha-1)\frac xL\right]^3}.

薄肉近似は管全体で t≪min⁡(d0,αd0)t\ll\min(d_0,\alpha d_0) を要する。

(7)​

各微小区間のねじれ角を足し合わせる。

Φ1=∫0LTGIp(x) dx=4TπGd03t∫0Ldx[1+(α−1)x/L]3.\Phi_1=\int_0^L\frac{T}{GI_p(x)}\,dx =\frac{4T}{\pi Gd_0^3t} \int_0^L\frac{dx}{[1+(\alpha-1)x/L]^3}.

α≠1\alpha\ne1 では積分は L(α+1)/(2α2)L(\alpha+1)/(2\alpha^2)、α=1\alpha=1 でもその連続極限は LL である。したがって

Φ1=2TL(α+1)πGd03tα2,Φ1Φ0=α+12α2.\boxed{\Phi_1=\frac{2TL(\alpha+1)}{\pi Gd_0^3t\alpha^2}},\qquad \boxed{\frac{\Phi_1}{\Phi_0}=\frac{\alpha+1}{2\alpha^2}}.

α=1\alpha=1 で比は1となる。α→0\alpha\to0 の形式的な発散は細い側のねじり剛性低下を表すが、固定した肉厚のまま極限まで薄肉近似を適用することはできない。

Reference​