大阪大学 基礎工学研究科 電子光科学 (システム創成専攻) 2023年度 電子光科学 [I-3]
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
パリティ検査行列が次式で表される線形符号について、以下の問に答えよ。
H=11111011011111011001010100110001.
(1) 情報ベクトル (1,1,0,0) を符号化して、符号語を求めよ。ただし、情報ベクトルは符号語の先頭部分とする。
次に、この線形符号を用いて、誤り率 p≪1/2 の 2 元対称通信路で通信を行うとする。以下の問では、受信語から送信された符号語を推定し、その推定結果とそれが誤りである確率を求めよ。符号語が推定できない場合は、その理由を述べよ。
(2) 受信語 (0,0,1,1,1,1,0,1)
(3) 受信語 (1,0,0,1,0,1,1,0)
Kai
以下、演算は F2 上で行い、最小距離復号を用いる。
(1)
HvT=0 に先頭4ビットを代入すると、v5=0,v6=1,v7=0,v8=1。
したがって v=(1,1,0,0,0,1,0,1)。
(2)
受信語を r とすると HrT=(0,1,1,1)T。これは H の第3列なので、第3ビットを反転して
v^=(0,0,0,1,1,1,0,1).
このシンドロームを生じる誤りパターンは、重み 1,3,5,7 のものがそれぞれ 1,7,7,1 個ある。重み1の場合だけ推定が正しい。したがって、このシンドロームが得られた条件での誤訂正確率は
p(1−p)7+7p3(1−p)5+7p5(1−p)3+p7(1−p)7p3(1−p)5+7p5(1−p)3+p7(1−p)=7p2+O(p3).
情報語が等確率なら、これは当該受信語を観測した条件での誤推定確率にも一致する。
(3)
HrT=(0,1,0,0)T。最後の成分が0なので誤り数は偶数であり、シンドロームは非零なので0個ではない。
最小の誤り数は2個で、受信語から距離2にある符号語は
(0,1,0,1,0,1,1,0),(1,0,0,0,1,1,1,0),(1,0,0,1,0,0,1,1),(1,0,1,1,0,1,0,0).
これらの通信路尤度はすべて p2(1−p)6 で等しい。したがって 符号語を一意には推定できない。