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大阪大学 基礎工学研究科 電子光科学 (システム創成専攻) 2022年度 電子光科学 [I-4]

Author

祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)

Description

図の通信路について、以下の問に答えよ。ただし、δ0\delta\ge0ε0\varepsilon\ge0δ+ε1\delta+\varepsilon\le1 とする。

入力・出力記号は 0,1,,80,1,\ldots,8。各入力 xx からの遷移は、添字を 9 を法として、次の図で与えられる。

(1) この通信路の通信路容量 C0C_0 を計算せよ。

(2) 通信路容量 C0C_0 を最小にする δ,ε\delta,\varepsilon、および、そのときの C0C_0 を求めよ。

(3) 問 (2) の最小の C0C_0 と同じ伝送速度で誤りの無い通信を行う方法を説明せよ。ただし、符号長は 1 とする。

Kai

(1)

α=1δε\alpha=1-\delta-\varepsilon とする。どの入力に対しても条件付きエントロピーは

H(YX)=αlog2αδlog2δεlog2ε.H(Y\mid X)=-\alpha\log_2\alpha-\delta\log_2\delta-\varepsilon\log_2\varepsilon.

H(Y)log29H(Y)\le\log_2 9 であり、入力を一様分布とすれば出力も一様分布となるため、等号を達成する。よって

C0=log29+αlog2α+δlog2δ+εlog2ε.\boxed{C_0=\log_2 9+\alpha\log_2\alpha+\delta\log_2\delta+\varepsilon\log_2\varepsilon}.

ただし 0log20=00\log_2 0=0 とする。

(2)

3 点分布のエントロピーは一様分布のとき最大となるので

δ=ε=13,minC0=log29log23=log23.\boxed{\delta=\varepsilon=\frac13,\qquad \min C_0=\log_2 9-\log_2 3=\log_2 3}.

(3)

送信記号を 0,3,60,3,6 の3つに限定する。各記号から出力され得る集合は

0:{8,0,1},3:{2,3,4},6:{5,6,7}.0:\{8,0,1\},\qquad3:\{2,3,4\},\qquad6:\{5,6,7\}.

これらは互いに交わらないため、出力が属する集合で送信記号を誤りなく決定できる。一様に3記号を用いれば伝送速度は log23 bit/使用\boxed{\log_2 3\text{ bit/使用}} となる。