大阪大学 基礎工学研究科 電子光科学 (システム創成専攻) 2022年度 電子光科学 [I-2]
Author
Miyake, 祭音Myyura
Description
複素関数 f(z)=e−z2 を図の積分路 O→A→B→O で積分することを考える。円弧 AB は半径 r の 1/8 円周である。以下の問に答えよ。ただし、i は虚数単位とする。

(1) 線分 OB 上の点 z の原点 O からの距離を t として、この線分上の点 z に対する f(z) を t,i を用いて表せ。
(2) 積分 ∫0∞e−x2dx を求めよ。
(3) 積分路 O→A→B→O で f(z) の積分を実行し、r→∞ とすることによって、
∫0∞cos(x2)dx
を求めよ。ただし、limr→∞∫ABf(z)dz=0 は証明せずに用いてもよい。
Kai
(1)
z=teiπ/4 より z2=it2。したがって f(z)=e−it2。
(2)
I=∫0∞e−x2dx>0 とおく。極座標を用いると
I2=∬x,y≥0e−(x2+y2)dxdy=∫0π/2dθ∫0∞re−r2dr=4π.
よって I=π/2。
(3)
f は整関数なので閉路積分は 0。BO 上で z=teiπ/4 とおき、r→∞ とすると
0=2π−eiπ/4∫0∞e−it2dt.
よって
∫0∞e−it2dt=2πe−iπ/4.
実部を取れば ∫0∞cos(x2)dx=8π。