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大阪大学 基礎工学研究科 電子光科学 (システム創成専攻) 2020年度 電子光科学 [II-4]

Author

祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)

Description

HレベルをH、LレベルをLと表し、論理回路記号にはMIL記号またはJIS記号を用いる。MOSFETはエンハンスメント型とする。

(1) 2入力 A,BA,B、1出力 CC をもつCMOS回路で、pMOS2個は VDDV_{\mathrm{DD}}CC の間に直列、nMOS2個は CC とGNDの間に並列接続される。各側の2個のゲートはそれぞれ A,BA,B に接続される。論理回路記号を用いてこの回路を表せ。

(2) 2入力 D,ED,E、2出力 Q,QQ,\overline Q のCMOSラッチ回路を考える。QQ 側のプルアップはゲートが E,QE,\overline Q のpMOSの直列、プルダウンは同じゲートのnMOSの並列である。Q\overline Q 側はゲートが D,QD,Q の同様の構成である。(D,E)(D,E) が(a)(L,L)、(b)(L,H)、(c)(H,L)、(d)(H,H)のとき、保持、セット (Q,Q)=(H,L)(Q,\overline Q)=(\mathrm H,\mathrm L)、リセット (L,H)(\mathrm L,\mathrm H)、トグル、禁止のどれに対応するか答えよ。

(3) D=FG,E=FGD'=FG,E'=\overline F G を(2)の D,ED,E に接続する。下表の入力波形に対する F,G,Q,QF,G,Q,\overline Q の時間変化を描け。t1<<t11t_1<\cdots<t_{11} は入力が変化する時刻を表す。

区間t1t_11–22–33–44–55–66–77–88–99–1010–11t11t_{11}以後
FFLHHHLLLLHHLL
GGHHLHHLHLLHHL

ここで「iijj」は区間 [ti,tj)[t_i,t_j) を表す。

Kai

(1)

pMOSが導通するのは A=B=0A=B=0 のときだけである。したがって、2入力NORゲートである。

C=A+B.\boxed{C=\overline{A+B}}.

2入力NORゲートのMIL記号

(2)

回路式は Q=E+QQ=\overline{E+\overline Q}Q=D+Q\overline Q=\overline{D+Q} である。

記号(D,E)(D,E)状態(Q,Q)(Q,\overline Q)
(a)(L,L)保持直前の値
(b)(L,H)リセット(L,H)
(c)(H,L)セット(H,L)
(d)(H,H)禁止(L,L)

(3)

G=HG=\mathrm H の間は Q=FQ=FG=LG=\mathrm L の間は保持するDラッチである。初めは F=L,G=HF=\mathrm L,G=\mathrm H なので (Q,Q)=(L,H)(Q,\overline Q)=(\mathrm L,\mathrm H) となる。

Q={H,t1t<t4 または t9t<t10,L,それ以外,Q=¬Q.Q=\begin{cases} \mathrm H,&t_1\le t<t_4\ \text{または}\ t_9\le t<t_{10},\\ \mathrm L,&\text{それ以外}, \end{cases} \qquad \overline Q=\neg Q.

CMOSラッチの入力と出力波形