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大阪大学 基礎工学研究科 電子光科学 (システム創成専攻) 2018年度 電子光科学 [II-4]

Author​

祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)

Description​

問題の要約 — 大阪大学公開の原問題(4ページ)

(1) 2入力 P1,P2P_1,P_2、1出力 Q1Q_1 のダイオード論理回路を考える。Q1Q_1 は4 kΩを介して5 Vへ接続される。2個のダイオードはアノードがともに Q1Q_1、カソードがそれぞれ P1,P2P_1,P_2 に接続されている。ダイオードのON時の順方向電圧は0.7 Vとする。入力Hを5 V、入力Lを0 Vとし、出力1 V以下をL、4 V以上をHと判断する。論理演算の種類と、P1=H,P2=LP_1=\mathrm H,P_2=\mathrm L のときの出力電圧を求めよ。

(2) エミッタをGND、コレクタを1 kΩ経由で5 Vへ接続したnpnトランジスタを用いる。ベースを P3P_3、コレクタ出力を Q2Q_2 とし、ON時のベース・エミッタ間電圧は0.7 V、コレクタ・エミッタ間抵抗は0 Ωとする。Q1Q_1 と P3P_3 の間にダイオードだけの回路を挿入してDTL NANDを作る。両入力に同じ電圧を与えたとき、反転動作の入力しきい値が1.4 Vとなる挿入回路を描け。

(3) 2入力、1出力のCMOS NAND回路を描け。電源電圧5 V、GND、入力 A,BA,B、出力を明記せよ。

(4) 出力を無負荷とし、出力がLのときの静的消費電流をDTL NANDとCMOS NANDで比較し、理由を述べよ。

Kai​

(1)​

どちらかの入力がLなら対応するダイオードが導通し、Q1Q_1 は0.7 V、すなわちLとなる。両入力がHならダイオードはOFFとなり、抵抗を通じて Q1=5 VQ_1=5\ \mathrm V となる。したがって、AND回路である。

Q1=P1P2,VQ1=0.7 V(P1=H,P2=L).\boxed{Q_1=P_1P_2},\qquad \boxed{V_{Q_1}=0.7\ \mathrm V\quad(P_1=\mathrm H,P_2=\mathrm L)}.

(2)​

Q1Q_1 から P3P_3 に向かって順方向となるダイオードを2個直列に入れる。

DTL NANDのレベルシフト用ダイオード

両入力の電圧を VinV_{\mathrm{in}} とする。入力側のダイオードが導通している間は VQ1=Vin+0.7V_{Q_1}=V_{\mathrm{in}}+0.7 Vであり、トランジスタがONとなる境界では

VQ1=2(0.7)+0.7=2.1 V.V_{Q_1}=2(0.7)+0.7=2.1\ \mathrm V.

したがって入力しきい値は 2.1−0.7=1.4 V2.1-0.7=\boxed{1.4\ \mathrm V}。入力がLならトランジスタはOFF、両入力がHならONとなるので、出力はNANDとなる。

(3)​

pMOSを並列、nMOSを直列に接続する。

2入力CMOS NAND回路

両入力がHのときだけ出力からGNDへの経路が導通するため、出力は AB‾\overline{AB} となる。

(4)​

DTL NANDの方が大きい\boxed{\text{DTL NANDの方が大きい}}。出力LではトランジスタがONとなり、1 kΩの抵抗を通って電源からGNDへ 5 V/1 kΩ=5 mA5\ \mathrm V/1\ \mathrm{k\Omega}=5\ \mathrm{mA} のコレクタ電流が流れる。さらにベース駆動にも電流が必要となる。

CMOS NANDでは出力LのときpMOSが両方OFFとなり、電源からGNDへの直流経路がない。したがって、漏れ電流を無視すれば静的消費電流は0である。