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大阪大学 工学研究科 機械工学専攻 2019年度 力学 問題2

Author​

祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)

Description​

図1のように、点 C で 45∘45^\circ 間隔で交わる3本の直線 L1,L2,L3L_1,L_2,L_3 のすべてについて対称な、面密度一定で厚さを無視できる剛体板を考える。質量を mm、C を通る板の法線まわりの慣性モーメントを II、重力加速度の大きさを gg とする。以下の振動は微小振幅であり、sin⁡x≃x\sin x\simeq x を用いてよい。

  1. 図2のように、L1L_1 上かつ板の内部にある A を通る板の法線まわりに自由振動させると、周期は TAT_A であった。CA=rACA=r_A とする。回転軸の摩擦を無視して、I/mI/m を求めよ。
  2. 板の L1L_1 まわりの慣性モーメントが I/2I/2 であることを示せ。
  3. 図3のように、L3L_3 と平行で板と同一平面内にある直線 M のまわりに自由振動させる。L3L_3 と M の距離を rr とし、軸の摩擦を無視する。このときの周期 TMT_M を求めよ。
  4. TMT_M が最小になる rr と、その最小周期を求めよ。
  5. (4) の rr に対応する直線 M が、必ず板を通ることを示せ。

原題の図

题目描述​

如图,面密度均匀、厚度可忽略的刚性薄板,关于经过 C、两两相邻夹角为 45∘45^\circ 的三条直线 L1,L2,L3L_1,L_2,L_3 均对称。质量为 mm,绕 C 点法线的转动惯量为 II,重力加速度为 gg。各问只考虑微小振幅,可使用 sin⁡x≃x\sin x\simeq x。

  1. 以薄板内部、位于 L1L_1 上的 A 点法线为轴作自由摆动,测得周期 TAT_A。已知 CA=rACA=r_A,忽略轴摩擦,求 I/mI/m。
  2. 证明绕 L1L_1 的转动惯量为 I/2I/2。
  3. 以板面内、与 L3L_3 平行且相距 rr 的直线 M 为轴摆动,求周期 TMT_M。
  4. 求使周期最小的 rr 及最小周期。
  5. 证明该最优位置的转轴 M 必定穿过薄板。

Kai​

(1)​

対称性から重心は C にある。平行軸の定理により、A を通る法線まわりの慣性モーメントは IA=I+mrA2I_A=I+mr_A^2。微小角 φ\varphi の運動方程式は

(I+mrA2)φ¨+mgrAφ=0.(I+mr_A^2)\ddot\varphi+mgr_A\varphi=0.

従って

TA=2πI+mrA2mgrA,Im=grATA24π2−rA2.T_A=2\pi\sqrt{\frac{I+mr_A^2}{mgr_A}}, \qquad \boxed{\frac Im=\frac{gr_AT_A^2}{4\pi^2}-r_A^2}.

(2)​

L2L_2 に関する鏡映は L1L_1 と L3L_3 を入れ替えるので、これらの軸まわりの慣性モーメントは等しい。薄板の垂直軸の定理から

I=IL1+IL3,IL1=IL3.I=I_{L_1}+I_{L_3},\qquad I_{L_1}=I_{L_3}.

ゆえに

IL1=IL3=I2.\boxed{I_{L_1}=I_{L_3}=\frac I2}.

(3)​

平行軸の定理より IM=I/2+mr2I_M=I/2+mr^2。安定なつり合い位置からの微小角を φ\varphi とすると

(I2+mr2)φ¨+mgrφ=0.\left(\frac I2+mr^2\right)\ddot\varphi+mgr\varphi=0.

従って

TM=2πI/2+mr2mgr=2π1g(I2mr+r).\boxed{T_M=2\pi\sqrt{\frac{I/2+mr^2}{mgr}} =2\pi\sqrt{\frac1g\left(\frac{I}{2mr}+r\right)}}.

(4)​

r>0r>0 において相加相乗平均の不等式を使うと

I2mr+r≥2I2m,\frac{I}{2mr}+r\ge2\sqrt{\frac{I}{2m}},

等号条件は r2=I/(2m)r^2=I/(2m) である。よって

r∗=I2m,TM,min⁡=2π2gI2m.\boxed{r_*=\sqrt{\frac{I}{2m}}},\qquad \boxed{T_{M,\min}=2\pi\sqrt{\frac{2}{g}\sqrt{\frac{I}{2m}}}}.

(5)​

板の各点の L3L_3 からの符号付き距離を ss、その最大絶対値を bb とする。板は有限の面積を持つため

I2=IL3=∫s2 dm<mb2.\frac I2=I_{L_3}=\int s^2\,dm<mb^2.

したがって

0<r∗2=I2m<b2.0<r_*^2=\frac{I}{2m}<b^2.

図1の一体の板は L3L_3 の両側に対称に広がり、L3L_3 から距離 bb の点まで連続している。従って 0<r∗<b0<r_*<b の位置にある平行線 M は板と交わる。よって最小周期を与える軸は必ず板を通る。