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大阪大学 工学研究科 機械工学専攻 2018年8月実施 力学 問題2

Author​

祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)

Description​

問題2(解答用紙:白)

図1のように、点 C において 45∘45^\circ 間隔で交わる3本の直線 L1,L2,L3\mathrm L_1,\mathrm L_2,\mathrm L_3 の全てについて対称な形状をした、面密度が一定でかつ厚さが無視できる剛体板を考える。板の質量を mm、点 C を通る板の法線まわりの慣性モーメントを II、重力加速度の大きさを gg とする。以下の問いに答えなさい。ただし、いずれの振動においても振幅は微小であるとし、∣x∣≪1|x|\ll1 である任意の実数 xx に対して近似式 sin⁡x≃x\sin x\simeq x を用いてよい。

(1) 図2のように、この板を L1\mathrm L_1 上でかつ板内部にある点 A を通る板の法線まわりに回転できるようにし、自由振動させたところ、その周期は TAT_A であった。点 C と点 A との距離は rAr_A であるとし、板と回転軸との接触摩擦は無視できるものとする。I/mI/m を求めなさい。

(2) 板の L1\mathrm L_1 まわりの慣性モーメントが I/2I/2 であることを示しなさい。

(3) 図3のように、この板を L3\mathrm L_3 に平行でかつ板と同一平面上にある直線 M まわりに回転できるようにし、自由振動させた。L3\mathrm L_3 と M との距離は rr であるとし、板と回転軸との接触摩擦は無視できるものとする。このときの周期 TMT_M を求めなさい。

(4) 小問 (3) において、TMT_M が最小となる rr、およびそのときの TMT_M を求めなさい。

(5) 小問 (4) で求めた rr に対する M が必ず板を通ることを示しなさい。

原題の図1

原題の図2・図3

题目描述​

问题2(使用白色答题纸)

如图1,考虑一块面密度均匀、厚度可忽略的刚性薄板,其形状关于在 C 点以 45∘45^\circ 间隔相交的三条直线 L1,L2,L3\mathrm L_1,\mathrm L_2,\mathrm L_3 均对称。板的质量为 mm,绕过 C 点且垂直于板面的轴的转动惯量为 II,重力加速度大小为 gg。回答下列问题。所有振动的振幅均很小,可对任意满足 ∣x∣≪1|x|\ll1 的实数 xx 使用近似式 sin⁡x≃x\sin x\simeq x。

(1) 如图2,使薄板可绕过 L1\mathrm L_1 上且位于板内部的 A 点、垂直于板面的轴转动,令其自由振动,测得周期为 TAT_A。C、A 两点的距离为 rAr_A,忽略板与转轴之间的接触摩擦。求 I/mI/m。

(2) 证明板绕 L1\mathrm L_1 的转动惯量为 I/2I/2。

(3) 如图3,使板可绕与 L3\mathrm L_3 平行、且与板共面的直线 M 转动,并令其自由振动。L3\mathrm L_3 与 M 的距离为 rr,忽略板与转轴之间的接触摩擦。求振动周期 TMT_M。

(4) 在 (3) 中,求使 TMT_M 最小的 rr,以及此时的 TMT_M。

(5) 证明对应于 (4) 所得 rr 的直线 M 必定穿过薄板。

Kai​

(1)​

対称性から重心は C にある。平行軸の定理により、A を通る法線まわりの慣性モーメントは IA=I+mrA2I_A=I+mr_A^2。微小角 φ\varphi の運動方程式は

(I+mrA2)φ¨+mgrAφ=0.(I+mr_A^2)\ddot\varphi+mgr_A\varphi=0.

従って

TA=2πI+mrA2mgrA,Im=grATA24π2−rA2.T_A=2\pi\sqrt{\frac{I+mr_A^2}{mgr_A}}, \qquad \boxed{\frac Im=\frac{gr_AT_A^2}{4\pi^2}-r_A^2}.

(2)​

L2L_2 に関する鏡映は L1L_1 と L3L_3 を入れ替えるので、これらの軸まわりの慣性モーメントは等しい。薄板の垂直軸の定理から

I=IL1+IL3,IL1=IL3.I=I_{L_1}+I_{L_3},\qquad I_{L_1}=I_{L_3}.

ゆえに

IL1=IL3=I2.\boxed{I_{L_1}=I_{L_3}=\frac I2}.

(3)​

平行軸の定理より IM=I/2+mr2I_M=I/2+mr^2。安定なつり合い位置からの微小角を φ\varphi とすると

(I2+mr2)φ¨+mgrφ=0.\left(\frac I2+mr^2\right)\ddot\varphi+mgr\varphi=0.

従って

TM=2πI/2+mr2mgr=2π1g(I2mr+r).\boxed{T_M=2\pi\sqrt{\frac{I/2+mr^2}{mgr}} =2\pi\sqrt{\frac1g\left(\frac{I}{2mr}+r\right)}}.

(4)​

r>0r>0 において相加相乗平均の不等式を使うと

I2mr+r≥2I2m,\frac{I}{2mr}+r\ge2\sqrt{\frac{I}{2m}},

等号条件は r2=I/(2m)r^2=I/(2m) である。よって

r∗=I2m,TM,min⁡=2π2gI2m.\boxed{r_*=\sqrt{\frac{I}{2m}}},\qquad \boxed{T_{M,\min}=2\pi\sqrt{\frac{2}{g}\sqrt{\frac{I}{2m}}}}.

(5)​

板の各点の L3L_3 からの符号付き距離を ss、その最大絶対値を bb とする。板は有限の面積を持つため

I2=IL3=∫s2 dm<mb2.\frac I2=I_{L_3}=\int s^2\,dm<mb^2.

したがって

0<r∗2=I2m<b2.0<r_*^2=\frac{I}{2m}<b^2.

図1の一体の板は L3L_3 の両側に対称に広がり、L3L_3 から距離 bb の点まで連続している。従って 0<r∗<b0<r_*<b の位置にある平行線 M は板と交わる。よって最小周期を与える軸は必ず板を通る。