大阪大学 工学研究科 機械工学専攻 2018年度 熱工学 問題1
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
理想気体1 kgを作動流体とし、高温熱源へ熱をくみ上げるヒートポンプサイクル 1→2→3→4→1 を考える。変化は準静的で、1→2 は断熱、3→4 はポリトロープ指数 n のポリトロープ過程、2→3 と 4→1 は等温過程である。高温・低温熱源温度は TH,TL、状態1は最高圧力の状態とする。気体定数を R、比熱比を κ とし、1<n≤κ とする。状態1、3の体積を V1,V3 として答えよ。
- 1→2 と 3→4 において作動流体が外部にする仕事 L12,L34 を求めよ。
- 3→4 と 4→1 における放熱量 Q34,Q41 と作動流体のエントロピー変化 S34,S41 を求めよ。
- サイクルを作動させるために必要な1サイクル当たりの仕事を求めよ。
- 動作係数を求め、TH,TL,V1,V3 を固定したときに動作係数を最大にする n を求めよ。
- (4)の n を用い、TL=300K とする。横軸 TH、縦軸動作係数 η として概略を図示せよ。また、TH を 200K 上げると η が半分になる場合の、上げる前の TH を求めよ。
题目描述
1 kg理想气体经历准静态热泵循环:1→2绝热、2→3在 TL 等温、3→4为指数 1<n≤κ 的多变过程、4→1在 TH 等温。状态1压力最高,状态1、3的体积分别为 V1,V3,气体常数为 R。求:(1)绝热与多变过程对外功;(2)3→4、4→1放热量和气体熵变;(3)循环输入功;(4)供热性能系数及固定温度和体积时的最优 n;(5)最优情况下 TL=300 K时的曲线,以及升高 TH 200 K使性能系数减半时原来的 TH。
Kai
(1)
t=TH/TL>1、r=V3/V1、ΔT=TH−TL とおく。断熱関係およびポリトロープ関係から
V2=V1t1/(κ−1),V4=V3t−1/(n−1).
したがって
L12=κ−1RΔT,L34=−n−1RΔT.
(2)
放熱量を正、気体のエントロピー変化を終状態から始状態を引いた量とする。Q34=−(ΔU34+L34) なので
Q34=RΔT(n−11−κ−11),
S34=R(κ−11−n−11)logt.
等温圧縮 4→1 では
Q41=RTH(logr−n−1logt),S41=−THQ41.
状態1が最高圧力となる通常の四過程では V4>V1、すなわち logr>logt/(n−1) が必要である。
(3)
低温熱源からの吸熱量は
Q23=RTLlogV2V3=RTL(logr−κ−1logt).
一巡後の内部エネルギー変化が零なので、入力仕事は
Win=Q34+Q41−Q23=R[ΔTlogr+n−1ΔT−THlogt+κ−1TLlogt−ΔT].
(4)
目的である高温熱源 TH への供熱は等温過程 4→1 の Q41 である。温度が変化する 3→4 の放熱まで高温熱源への有効供熱に加えない。したがって
η=WinQ41=ΔTlogr+n−1ΔT−THlogt+κ−1TLlogt−ΔTTH(logr−n−1logt).
ここで
Win−THΔTQ41=R(n−11−κ−11)[ΔT−TLlogt]≥0.
t−1>logt と n≤κ を用いた。ゆえに
n=κ,ηmax=TH−TLTH.
このとき 3→4 も断熱となり、逆カルノーサイクルになる。
(5)
η=TH−300TH=1+TH−300300(TH>300K).
TH↓300 で発散し、TH→∞ で1に漸近する単調減少曲線である。

求める初期温度を T とすると
T−100T+200=21T−300T⟹T2−100T−120000=0.
T>300 の解を選び
TH=400K.
実際、400 Kで η=4、600 Kで η=2 となる。