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大阪大学 工学研究科 機械工学専攻 2015年度 力学 問題2

Author​

祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)

Description​

水平右向きに xx 軸、鉛直上向きに yy 軸を取り、(0,ℓ)(0,\ell) を通る水平レールを考える。質量 mm の物体 A はレール上を摩擦なく動く。A と、大きさを無視できる質量 MM のおもり B は、質量を無視できる長さ ℓ\ell の棒で結ばれている。棒は A を支点として xyxy 面内で自由に回転する。鉛直下向きから反時計回りに測った棒の角を θ\theta とする。A の座標を (xA,ℓ)(x_A,\ell)、系の重心 G の座標を (xG,yG)(x_G,y_G)、重力加速度の大きさを gg とする。

  1. A に働く鉛直抗力の上向き成分を NN とする。重心 G の並進と、G のまわりの回転の運動方程式を、x¨G,y¨G,θ¨,M,m,ℓ,N,g,θ\ddot x_G,\ddot y_G,\ddot\theta,M,m,\ell,N,g,\theta で表せ。
  2. 初期状態 xA=0,θ=θ0x_A=0,\theta=\theta_0(0<θ0<π/20<\theta_0<\pi/2)から静かに拘束を外す。θ=0\theta=0 となるときの θ˙,xA,N\dot\theta,x_A,N を M,m,ℓ,g,θ0M,m,\ell,g,\theta_0 で表せ。
  3. B に、その速度ベクトル vB\boldsymbol v_B と逆向きの力 −kvB-k\boldsymbol v_B(k>0k>0)が働く場合を考える。(2) と同じ初期状態から静かに放すと、やがて θ=0\theta=0 で静止した。このときの xAx_A を求めよ。

原題の図

题目描述​

以水平向右为 xx 轴、竖直向上为 yy 轴。质量为 mm 的滑块 A 可沿通过 (0,ℓ)(0,\ell) 的水平轨道无摩擦运动。质量为 MM 的质点 B 通过长为 ℓ\ell、质量可忽略的刚杆与 A 连接,杆可绕 A 在平面内自由转动。杆与竖直向下方向的夹角按逆时针为正,记作 θ\theta。A 的坐标为 (xA,ℓ)(x_A,\ell),系统质心为 (xG,yG)(x_G,y_G),重力加速度为 gg。

  1. 设轨道对 A 的竖直向上支持力为 NN,写出质心平动及绕质心转动的方程。
  2. 从 xA=0,θ=θ0x_A=0,\theta=\theta_0(0<θ0<π/20<\theta_0<\pi/2)静止释放,求杆到达竖直位置时的 θ˙,xA,N\dot\theta,x_A,N。
  3. 若 B 受到线性阻力 −kvB-k\boldsymbol v_B,其中 k>0k>0,从相同初态释放并最终在 θ=0\theta=0 静止,求最终的 xAx_A。

Kai​

(1)​

重心まわりの慣性モーメントは

IG=m(MℓM+m)2+M(mℓM+m)2=mMM+mℓ2.I_G=m\left(\frac{M\ell}{M+m}\right)^2 +M\left(\frac{m\ell}{M+m}\right)^2 =\frac{mM}{M+m}\ell^2.

重力の重心まわりのモーメントは 00 であり、鉛直抗力のモーメントは −NMℓsin⁡θ/(M+m)-NM\ell\sin\theta/(M+m) である。したがって

(M+m)x¨G=0,(M+m)y¨G=N−(M+m)g,\boxed{(M+m)\ddot x_G=0},\qquad \boxed{(M+m)\ddot y_G=N-(M+m)g},
mMM+mℓ2θ¨=−MℓM+mNsin⁡θ.\boxed{\frac{mM}{M+m}\ell^2\ddot\theta =-\frac{M\ell}{M+m}N\sin\theta}.

(2)​

外力の水平成分が 00 なので、静止から放した系の xGx_G は一定である。

xG=xA+MℓM+msin⁡θ=MℓM+msin⁡θ0.x_G=x_A+\frac{M\ell}{M+m}\sin\theta =\frac{M\ell}{M+m}\sin\theta_0.

よって θ=0\theta=0 では

xA=MℓM+msin⁡θ0.\boxed{x_A=\frac{M\ell}{M+m}\sin\theta_0}.

水平運動量保存から、その瞬間

x˙A=−MℓM+mθ˙,x˙B=mℓM+mθ˙,y˙B=0.\dot x_A=-\frac{M\ell}{M+m}\dot\theta, \qquad \dot x_B=\frac{m\ell}{M+m}\dot\theta, \qquad \dot y_B=0.

力学的エネルギー保存より

Mgℓ(1−cos⁡θ0)=12mMM+mℓ2θ˙2.Mg\ell(1-\cos\theta_0) =\frac12\frac{mM}{M+m}\ell^2\dot\theta^2.

θ\theta は減少しているから

θ˙=−2(M+m)gmℓ(1−cos⁡θ0).\boxed{\dot\theta=-\sqrt{\frac{2(M+m)g}{m\ell}(1-\cos\theta_0)}}.

yG=ℓ−Mℓcos⁡θ/(M+m)y_G=\ell-M\ell\cos\theta/(M+m) を二回微分し、θ=0\theta=0 を代入すると

N=(M+m)g+Mℓθ˙2.N=(M+m)g+M\ell\dot\theta^2.

したがって

N=(M+m)g[1+2Mm(1−cos⁡θ0)].\boxed{N=(M+m)g\left[1+\frac{2M}{m}(1-\cos\theta_0)\right]}.

(3)​

系の水平運動量を PxP_x とすると、水平外力は B に働く抵抗 −kx˙B-k\dot x_B だけである。ゆえに

P˙x=−kx˙B,Px+kxB=一定.\dot P_x=-k\dot x_B, \qquad P_x+kx_B=\text{一定}.

初めも終わりも静止しているので Px=0P_x=0。従って B の初期・最終の水平座標は等しく、初期には xB=ℓsin⁡θ0x_B=\ell\sin\theta_0、最終には θ=0\theta=0 より xB=xAx_B=x_A である。よって

xA=ℓsin⁡θ0.\boxed{x_A=\ell\sin\theta_0}.