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大阪大学 工学研究科 機械工学専攻 2014年8月実施 数学 問題2

Author​

祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)

Description​

問題2(解答用紙:白)

以下の問いに答えなさい。

(1) 実数 xx を変数とする関数 log⁡(x+x2+1)\log(x+\sqrt{x^2+1}) の導関数を求めなさい。

(2) xyxy 平面内のある曲線 y=y(x)y=y(x) 上の任意の点において、その点における接線と xx 軸の正の方向のなす角 θ\theta が、次の微分方程式 (A) を満たすとする。

1cos⁡θdθdx=a(A)\frac{1}{\cos\theta}\frac{d\theta}{dx}=a \tag{A}

ただし、θ\theta は反時計回りを正の方向とし、−π/2<θ<π/2-\pi/2<\theta<\pi/2 とする。また、aa は正の定数である。微分方程式 (A) を、変数 xx に関する yy の微分方程式に変換しなさい。

(3) 小問 (2) で求めた微分方程式において、z=dy/dxz=dy/dx と置き換えて得られる zz の微分方程式の一般解を求めなさい。小問 (1) の結果を用いてもよい。

(4) x=±1x=\pm1 で y=0y=0 であるとき、小問 (2) の曲線の方程式を求めなさい。また、この曲線の概形を図示しなさい。

题目描述​

问题2(使用白色答题纸)

回答下列问题。

(1) 求实变量 xx 的函数 log⁡(x+x2+1)\log(x+\sqrt{x^2+1}) 的导数。

(2) 在 xyxy 平面内某曲线 y=y(x)y=y(x) 的任意一点,该点切线与 xx 轴正方向的夹角 θ\theta 满足微分方程 (A):

1cos⁡θdθdx=a.(A)\frac{1}{\cos\theta}\frac{d\theta}{dx}=a. \tag{A}

角度 θ\theta 以逆时针为正,−π/2<θ<π/2-\pi/2<\theta<\pi/2,aa 为正常数。将 (A) 转化为以 xx 为自变量、yy 为未知函数的微分方程。

(3) 在 (2) 所得微分方程中令 z=dy/dxz=dy/dx,求得到的关于 zz 的微分方程的通解。可以使用 (1) 的结果。

(4) 当 x=±1x=\pm1 时均有 y=0y=0,求 (2) 中曲线的方程,并画出曲线的示意图。

Kai​

(1)​

ddxlog⁡(x+x2+1)=1+x/x2+1x+x2+1=1x2+1.\frac{d}{dx}\log\left(x+\sqrt{x^2+1}\right) =\frac{1+x/\sqrt{x^2+1}}{x+\sqrt{x^2+1}} =\boxed{\frac1{\sqrt{x^2+1}}}.

(2)​

y′=tan⁡θy'=\tan\theta より y′′=sec⁡2θ θ′y''=\sec^2\theta\,\theta' である。また、指定された範囲では cos⁡θ>0\cos\theta>0 なので

sec⁡θ=1+(y′)2.\sec\theta=\sqrt{1+(y')^2}.

したがって (A) は

y′′1+(y′)2=a\boxed{\frac{y''}{\sqrt{1+(y')^2}}=a}

となる。

(3)​

z=y′z=y' とおくと

z′1+z2=a.\frac{z'}{\sqrt{1+z^2}}=a.

(1) の結果を用いて積分すれば

log⁡(z+z2+1)=ax+C.\log\left(z+\sqrt{z^2+1}\right)=ax+C.

左辺は arsinh⁡z\operatorname{arsinh}z であるから、一般解は

z=sinh⁡(ax+C)(C∈R).\boxed{z=\sinh(ax+C)}\qquad(C\in\mathbb R).

(4)​

(3) を積分すると

y=1acosh⁡(ax+C)+D.y=\frac1a\cosh(ax+C)+D.

二つの境界条件の差を取ると

cosh⁡(a+C)−cosh⁡(C−a)=2sinh⁡Csinh⁡a=0.\cosh(a+C)-\cosh(C-a)=2\sinh C\sinh a=0.

a>0a>0 より sinh⁡a>0\sinh a>0 であるため C=0C=0、さらに D=−cosh⁡a/aD=-\cosh a/a となる。よって

y(x)=cosh⁡(ax)−cosh⁡aa.\boxed{y(x)=\frac{\cosh(ax)-\cosh a}{a}}.

曲線は yy 軸に関して対称であり、(−1,0)(-1,0)、(1,0)(1,0) を通る。また

y′(x)=sinh⁡(ax),y′′(x)=acosh⁡(ax)>0y'(x)=\sinh(ax),\qquad y''(x)=a\cosh(ax)>0

なので下に凸で、唯一の最小点は

(0,1−cosh⁡aa)\left(0,\frac{1-\cosh a}{a}\right)

である。以下に a=1a=1 の場合の概形を示す。任意の a>0a>0 で上記の対称性、零点、凸性は共通である。

境界条件を満たす懸垂線の概形(a=1)