大阪大学 工学研究科 機械工学専攻 2015年度 機械力学・機構学 問題1
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
図のように、長さ L、質量 3m の一様な棒 OP の端 O を固定点に回転自由に取り付ける。棒の水平からの反時計回りの角度を θ とする。O には復元モーメント −αθ を生じるねじりばね(α>0)があり、さらに外力モーメント τ が作用する。P にはばね定数 k>0、自然長 ℓN のばねを介して質量 m のおもりをつるす。ばねは常に鉛直方向を向くものとする。重力加速度を g とし、摩擦、空気抵抗、おもりの大きさ、ばねの質量を無視する。
- 棒が水平(θ=0)で静止するときの外力モーメント τ0 と、ばねの長さ ℓ0 を求めよ。
- ばねの長さを ℓ とし、ℓˉ=ℓ−ℓ0 とおく。水平なつり合い状態付近での微小運動の運動方程式を求めよ。
- τ=τ0+Asinωt(A>0,ω>0)とする。棒が水平のまま静止し、ℓˉ=Bsin(ωt+φ) と振動するときの ω を求めよ。
- τ=τ0−βθ(β>0)とする。ある固有振動で、ℓˉ の振幅が θ の振幅の 2L 倍になる。このときの β と固有角振動数を求めよ。

题目描述
图中均匀杆 OP 长 L、质量 3m,O 点固定且可自由转动。杆相对水平线的逆时针转角为 θ。O 处扭簧产生恢复力矩 −αθ,其中 α>0,并受到外加力矩 τ。P 处通过刚度为 k>0、自然长度为 ℓN 的弹簧悬挂质量 m 的物体,弹簧始终保持竖直。重力加速度为 g,忽略摩擦、空气阻力、物体尺寸和弹簧质量。
- 杆水平静止时,求外加力矩 τ0 及弹簧长度 ℓ0。
- 弹簧长度为 ℓ,令 ℓˉ=ℓ−ℓ0,求水平平衡状态附近的小运动方程。
- τ=τ0+Asinωt,其中 A,ω>0。若杆始终水平静止,而 ℓˉ=Bsin(ωt+φ),求 ω。
- τ=τ0−βθ,β>0。某固有振动中,ℓˉ 的振幅是 θ 振幅的 2L 倍,求 β 及固有角频率。
Kai
(1)
おもりの静的つり合いから
k(ℓ0−ℓN)=mg,ℓ0=ℓN+kmg.
棒には中央に重力 3mg、P に下向きのばね力 mg が作用する。O まわりのモーメントのつり合いより
τ0=23mgL+mgL=25mgL.
(2)
棒の O まわりの慣性モーメントは (3m)L2/3=mL2 である。おもりの鉛直上向き座標は Lsinθ−ℓ なので、微小運動の運動エネルギーは
T2=21mL2θ˙2+2m(Lθ˙−ℓˉ˙)2.
静的つり合いの項を取り除いた位置エネルギーは
U2=2αθ2+2kℓˉ2.
よって
2mL2θ¨−mLℓˉ¨+αθ=τ−τ0,
mℓˉ¨−mLθ¨+kℓˉ=0.
(3)
θ=0 を第2式へ代入すると
mℓˉ¨+kℓˉ=0.
したがって
ω=mk.
このとき第1式から −mLℓˉ¨=Asinωt となり、
ℓˉ=kLAsinωt
が両式を満たす。すなわち B=A/(kL)、φ=0 と選べる。
(4)
Kθ=α+β とおく。θ=Θcosωt、ℓˉ=Xcosωt を代入すると
(Kθ−2mL2ω2mLω2mLω2k−mω2)(ΘX)=0.
振幅の条件は ∣X/Θ∣=2L である。符号付きの比を r=X/(LΘ)=±2 とおけば、第2行より
ω2=mkr−1r.
第1行から
kL2Kθ=r−1r(2−r)=2.
したがって
β=2kL2−α.
β>0 が要求されるので、実現条件は α<2kL2 である。2 つの固有角振動数は
ω−=(2−2)mk,ω+=(2+2)mk.
低周波側では X/Θ=−2L、高周波側では X/Θ=+2L となる。したがって、いずれも振幅の大きさに関する条件を満たす。