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大阪大学 工学研究科 機械工学専攻 2012年8月実施 材料力学 問題2

Author​

祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)

Description​

問題2(解答用紙:白)

図のように、長さ bb の2本の棒①と②が、一端を滑節 A によって連結され、他端をそれぞれ滑節 B、C によって剛体壁に結合されて、鉛直から 60∘60^\circ ずつ傾いて配置されている。鉛直方向に沿って立っている長さ hh の棒③は、滑節 A の真下の点 E で床に固定されており、棒③の端部 D と滑節 A は長さ δ\delta だけ離れている。長さ δ\delta は棒の長さ bb や hh に比べて十分に小さいものとする。3本の棒はすべて同一平面上にあり、ヤング率を EE、断面積を SS、線膨張係数を α\alpha とする。なお、滑節は点、棒は線とみなすことができ、ともに自重は無視できるものとする。以下の問いに答えなさい。

(1) 外力を加えて棒③を伸ばし、端部 D を滑節 A に結合した後、静かに外力を取り除いた。このとき、各棒に働く内力を求めなさい。

次に、小問 (1) で結合した滑節 A と棒③の端部 D を外して元の状態に戻す。この状態を初期状態として、3本の棒を含む周囲の温度を上昇させた。以下の問いに答えなさい。

(2) 滑節 A と棒③の端部 D がはじめて接触するとき、初期の温度からの温度上昇 ΔT0\Delta T_0 を求めなさい。

(3) 小問 (2) で接触した滑節 A と棒③の端部 D を結合して、さらに温度を上昇させて、初期の温度からの温度上昇が ΔT\Delta T に達したとする。このとき、各棒に働く内力を求めなさい。ただし、各棒には座屈は生じないものとし、αΔT\alpha\Delta T は 11 に比べ十分に小さいものとする。なお、小問 (2) の ΔT0\Delta T_0 を用いてもよい。

原題の図

题目描述​

问题2(使用白色答题纸)

如图,两根长度均为 bb 的杆①、②的一端通过铰 A 相连,另两端分别通过铰 B、C 连接于刚性墙,两杆各与竖直方向成 60∘60^\circ。沿竖直方向放置的杆③长为 hh,其底端固定于铰 A 正下方的地面 E 点;杆③的端点 D 与铰 A 之间留有长度为 δ\delta 的间隙,且 δ\delta 远小于 bb 和 hh。三杆均位于同一平面内,杨氏模量为 EE、截面积为 SS、线膨胀系数为 α\alpha。铰可视为点,杆可视为线,两者的自重均可忽略。回答下列问题。

(1) 施加外力使杆③伸长,将端点 D 与铰 A 连接后缓慢撤去外力。求此时各杆的内力。

接着,将 (1) 中连接的铰 A 与杆③的端点 D 分离,恢复原状。以此为初始状态,提高包含三根杆在内的周围环境温度。回答下列问题。

(2) 当铰 A 与杆③的端点 D 首次接触时,求相对于初始温度的温升 ΔT0\Delta T_0。

(3) 将 (2) 中相接触的铰 A 与杆③端点 D 连接,再继续升温,使相对于初始温度的温升达到 ΔT\Delta T。求此时各杆的内力。假定各杆均不发生屈曲,且 αΔT\alpha\Delta T 远小于 11。可以使用 (2) 中的 ΔT0\Delta T_0。

Kai​

内力は引張りを正とする。対称性と A の鉛直方向のつり合いより、どの場合も

N1=N2,2N1cos⁡60∘=N3,N_1=N_2,\qquad 2N_1\cos60^\circ=N_3,

したがって N1=N2=N3=NN_1=N_2=N_3=N である。微小変形なので角度の変化による高次項を省略する。

(1)​

A の下向き変位を uu とすると、斜棒 1 本の伸びは ucos⁡60∘=u/2u\cos60^\circ=u/2 である。よって

u2=NbES,u=2NbES.\frac{u}{2}=\frac{Nb}{ES},\qquad u=\frac{2Nb}{ES}.

D の上向き変位は棒③の伸び Nh/(ES)Nh/(ES) である。両変位の和が初期すき間に等しいので

2NbES+NhES=δ.\frac{2Nb}{ES}+\frac{Nh}{ES}=\delta.

ゆえに 3 本とも引張りで

N1=N2=N3=ESδ2b+h.\boxed{N_1=N_2=N_3=\frac{ES\delta}{2b+h}}.

(2)​

接触するまでは無応力である。斜棒の自由熱膨張量は αbΔT\alpha b\Delta T だから、A は 2αbΔT2\alpha b\Delta T 下がる。一方 D は αhΔT\alpha h\Delta T 上がる。したがって

α(2b+h)ΔT0=δ,ΔT0=δα(2b+h).\alpha(2b+h)\Delta T_0=\delta, \qquad \boxed{\Delta T_0=\frac{\delta}{\alpha(2b+h)}}.

(3)​

温度上昇による自由変位と内力による弾性変位を加えると、接合条件は

2b(αΔT+NES)+h(αΔT+NES)=δ.2b\left(\alpha\Delta T+\frac{N}{ES}\right) +h\left(\alpha\Delta T+\frac{N}{ES}\right)=\delta.

(2) を代入して

N1=N2=N3=−ESα(ΔT−ΔT0).\boxed{N_1=N_2=N_3=-ES\alpha(\Delta T-\Delta T_0)}.

すなわち、各棒に大きさ ESα(ΔT−ΔT0)ES\alpha(\Delta T-\Delta T_0) の圧縮力が生じる。