大阪大学 工学研究科 電気電子情報工学専攻 2019年8月実施 基礎科目 数学3
Author
Miyake, 祭音Myyura
Description
次式で定義される複素関数 f(z) に関する以下の設問 (a)〜(d) に答えよ。ただし、m,r は正の実数とする。
f(z)=z2+m2zeirz.
(a) f(z) のすべての極における留数を求めよ。
(b) 図1に示した積分路 C1,C2 に関する関数 f(z) の周回積分
∮C1+C2f(z)dz
を求めよ。ただし R>m とする。
(c) 積分路 C2 に関する経路積分について
R→∞lim∫C2f(z)dz=0
が成り立つことを示せ。
(d) 設問 (b)、(c) の結果を用いて次の実積分を求めよ。
∫0∞k2+12ksinkdk.

题目描述
对由下式定义的复函数 f(z),回答以下问题(a)~(d)。其中 m,r 为正实数。
f(z)=z2+m2zeirz.
(a) 求 f(z) 在所有极点处的留数。
(b) 求函数 f(z) 沿图1所示积分路径 C1,C2 的闭合积分
∮C1+C2f(z)dz.
其中 R>m。图1中,C1 为 x 轴上的路径,沿实轴从 −R 到 R;C2 为沿半径 R 的上半圆弧从 R 回到 −R 的路径。
(c) 对函数 f(z) 沿路径 C2 的积分,证明
R→∞lim∫C2f(z)dz=0.
(d) 利用问题(b)和(c)的结果求下列实积分:
∫0∞k2+12ksinkdk.
Kai
(a)
f(z)=z2+m2zeirz=(z+im)(z−im)zeirz
であるから、 z=im,−im が1位の極であり、それぞれにおける留数は、
z→imlim(z−im)f(z)=21e−rm, z→−imlim(z+im)f(z)=21erm
である。
(b)
R>m とすると、留数定理より、
∫C1+C2f(z)dz=2πi⋅21e−rm=iπe−rm
である。
(c)
C2 上の z は z=Reiθ (0≤θ≤π) と書け、
dz=iReiθdθ
なので、
∫C2f(z)dz=∫0πR2e2iθ+m2ReiθeirRexp(iθ)⋅iReiθdθ=i∫0π1+R2m2e−2iθe−rRsinθeirRcosθdθ
であり、
∫C2f(z)dz≤∫C2∣f(z)∣∣dz∣≤2∫0πe−rRsinθdθ→0 (R→∞).
ただし、R>2m では分母の絶対値が 1−m2/R2>1/2 であり、最後の極限は優収束定理による。
(d)
(b)、(c) より、
R→∞lim∫C1f(z)dz=iπe−rm
である。したがって、
∫−∞∞k2+m2keirkdk=iπe−rm
となり、これの両辺の虚部を考えると、
∫−∞∞k2+m2ksin(rk)dk=πe−rm
したがって、
∫0∞k2+m22ksin(rk)dk=πe−rm
を得る。
求める積分では m=r=1 なので、
∫0∞k2+12ksinkdk=eπ.
Reference