大阪大学 情報科学研究科 情報工学 2021年8月実施 ネットワーク
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
(1)
2n+1 個のノードをリング状に接続する。ノード i のIF#0はローカルネットワーク LNi、IF#1は時計回り、IF#2は反時計回りのノードへ接続され、全リンクコストは1である。n=2 の構成は次の通りである。
時刻 t=0 ではノード i の経路表は (LNi,IF#0,1) の1項だけを持ち、1 time stepで隣接ノード間の経路情報交換が1回完了する。
- (1-1) n=2 のとき、t=1,2 にノード1が保持する経路表を示せ。
- (1-2) 各ノードの経路表を最大2エントリーとし、全ローカルネットワーク間を到達可能にする。ノード1の経路表を一つ示し、パケットが経由するリンク数として定義される最大経路長を n で表せ。
- (1-3) 最大 k エントリー(k≥2)で全ネットワークを到達可能にし、最大経路長を最小化する。その値を n,k で表し、導出せよ。
(2)
情報源アルファベット A={a,b,c,d,e,f} に対して次の符号が与えられる。
| A | C1 | C2 | C3 | C4 | C5 |
|---|
| a | 111 | 000 | 01 | 100 | 11 |
| b | 011 | 001 | 1 | 10 | 01 |
| c | 01 | 010 | 11 | 000 | 10 |
| d | 00 | 011 | 101 | 01 | 001 |
| e | 010 | 100 | 00 | 110 | 000 |
| f | 110 | 101 | 100 | 001 | 011 |
- (2-1) 瞬時に復号可能な符号をすべて答えよ。
- (2-2) 一意に復号可能な符号をすべて答えよ。
- (2-3) クラフトの不等式、瞬時復号可能性、および一意復号可能符号の平均符号語長に関する空欄を、次から選べ。
(ア) ∑x1/ℓ(x)>1,(ウ) ∑x2−ℓ(x)≤1,(オ) クラフトの不等式を満たすが瞬時復号不能な場合がある,(キ) LC(X)≥H(X),(ケ) LC(X)≤H(X).(イ) ∑x1/log2ℓ(x)≤1,(エ) クラフトの不等式と瞬時復号可能性は同値,(カ) 瞬時復号可能だがクラフトの不等式を満たさない場合がある,(ク) LC(X)<H(X)+1,
题目描述
本题前半要求在奇数节点环上用受限条数的路由表保证全网可达,并最小化最坏路径长度;后半区分前缀码与唯一可译码,使用Sardinas–Patterson判定,并考查Kraft不等式及信源编码下界。
Kai
(1)
(1-1)
t=1 の経路表は
| 宛先 | インターフェース | 到達コスト |
|---|
| LN1 | IF#0 | 1 |
| LN2 | IF#1 | 2 |
| LN5 | IF#2 | 2 |
t=2 の経路表は
| 宛先 | インターフェース | 到達コスト |
|---|
| LN1 | IF#0 | 1 |
| LN2 | IF#1 | 2 |
| LN3 | IF#1 | 3 |
| LN4 | IF#2 | 3 |
| LN5 | IF#2 | 2 |
である。
(1-2)
各ノードで自分のローカルネットワークへの経路と、時計回りのデフォルト経路を持てばよい。ノード1では
| 宛先 | インターフェース | 到達コスト |
|---|
| LN1 | IF#0 | 1 |
| その他(default) | IF#1 | — |
となる。リング上の最悪の転送は 2n リンクであり、送信元と宛先のローカルネットワーク接続を各1本含むため
Lmax=2n+2.
(1-3)
ノード i で、自分宛、時計回りのdefault、および反時計回りに近い
LNi−1,LNi−2,…,LNi−m,m=min(k−2,n)
への個別経路を持つ。個別経路のない最遠宛先まで時計回りに 2n−m リンクを要し、完全な経路表でもリングの直径 n 未満にはできない。したがってリング内の最小最大長は
max{n,2n+2−k}.
両端のローカルネットワーク接続を加えて
Lmax∗=max{n,2n+2−k}+2.
追加できる個別経路は高々 k−2 個なので、最大迂回距離の大きい宛先から割り当てても 2n+2−k の下界が残る。上の構成はこの下界を達成する。
(2)
(2-1)
C2 は固定長である。他の符号にはそれぞれ接頭語関係がある。したがって
のみである。
(2-2)
Sardinas–Patterson法で C1 は
S1={0,1},S2={0,1,10,11},S3=S2
となり、空語を含まないので一意復号可能である。C2 も固定長なので一意復号可能である。一方
C3C4C5:d=101=101=ba,:ad=10001=10001=bf,:ff=011011=011011=bca
という反例がある。よって
C1,C2.
(2-3)
クラフトの不等式は ∑x2−ℓ(x)≤1 である。これは与えられた符号自体の瞬時復号可能性の十分条件ではない。また、一意復号可能な符号には LC(X)≥H(X) が成立する。したがって
(a)=ウ,(b)=オ,(c)=キ.