大阪大学 情報科学研究科 情報工学 2020年度 数学解析と信号処理
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
各問について導出過程も示せ。
(1-1) −π≤x<π で f(x)=x2、f(x+2π)=f(x) とする。Fourier級数を求めよ。
(1-2) その結果を用い ∑n=1∞n−4 を求めよ。
(2) H(z)=(1−az)/(z−a)、実数 a は −1≤a<1 とする。
- (2-1) 次の3方式のうち H を実現するものを選び、x(n),y(n) の関係を求めよ。(あ)v=x+ay, y(n)=v(n−1)−ax(n);(い)v(n)=x(n)−av(n−1), y(n)=v(n)+av(n−1);(う)y(n)=ax(n−1)−ax(n)。
- (2-2) a=0,−1 の各場合の機能を、加算、遅延、反転、増幅、ハイパス、ローパス、そのまま通過(all-pass)から選び、理由を説明せよ。
- (2-3) 振幅特性と位相特性を求めよ。
Kai
(1)
(1-1) 偶関数なので bn=0。部分積分により
a0=π2∫0πx2dx=32π2,an=π2∫0πx2cosnxdx=n24(−1)n.
よって
f(x)=3π2+4n=1∑∞n2(−1)ncosnx.
(1-2) Parsevalの等式から
π1∫−ππx4dx=2a02+n=1∑∞an2,52π4=92π4+16n=1∑∞n41.
したがって n=1∑∞n−4=π4/90。
(2)
(2-1) (あ)。中間信号を消去すると
y(n)=x(n−1)−ax(n)+ay(n−1).
z 変換すれば Y/X=(z−1−a)/(1−az−1)=(1−az)/(z−a)。
(2-2) a=0 では H=z−1 なので 1標本遅延。a=−1 では分子・分母の共通因子を消去して H=1 となり、零初期状態では そのまま通過。
(2-3) −1<a<1, z=eiω とすると
H(eiω)=(1−a)cos(ω/2)+i(1+a)sin(ω/2)(1−a)cos(ω/2)−i(1+a)sin(ω/2).
分子と分母が共役なので
∣H(eiω)∣=1,
argH(eiω)=−2atan2((1+a)sin(ω/2),(1−a)cos(ω/2))(mod2π).
−π<ω<π では −2tan−1(1−a1+atan2ω) と書ける。a=−1 は H=1 と連続延長し、振幅1、位相0である。