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大阪大学 情報科学研究科 情報工学 2016年8月実施 ネットワーク

Author

祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)

Description

(1)

記憶がない情報源の2元ハフマン符号化について答えよ。

  • (1-1-1) p(a)=0.8,p(b)=0.2p(a)=0.8, p(b)=0.2 である情報源 S0S_0 の復号木と平均符号語長を示せ。
  • (1-1-2) S0S_0 の2次拡大 S02S_0^2 について、aa,ab,ba,bbaa,ab,ba,bb の生起確率、すべての2元ハフマン復号木、および情報源記号1個当たりの平均符号語長を求めよ。
  • (1-2) 情報源 SSnn 次拡大 SnS^n を考える。SnS^n の2元ハフマン符号の、情報源記号1個当たりの平均符号語長を lnl_n とする。次を埋めよ。
S^n のエントロピーは(あ)である。
H(S) <= l_n < H(S) +(い)。
l_{n_0}=H(S)+δ(δ>0)なら、n >=(う)を満たす n について
l_n < l_{n_0} となる。

(2)

トランスポート層プロトコルについて答えよ。(2-2)ではセグメントの喪失は発生しないものとする。

  • (2-1) フロー制御、ふくそう制御、再送制御に関する空欄(あ)〜(か)を選択肢から埋めよ。
(a) セグメントサイズ     (g) IPアドレス
(b) データ転送速度 (h) 喪失
(c) 過負荷 (i) メモリサイズ
(d) 転送遅延 (j) ポート番号
(e) 経路 (k) スループット
(f) ループ (l) 処理速度
  • (2-2-1) ストップアンドウェイト方式で、データセグメントが PP byteのデータと HH byteのヘッダからなり、データセグメントをネットワーク層へ渡してから対応するACKを受け取るまでの平均RTTが TT 秒である。平均スループットを求めよ。
  • (2-2-2) スループットの観点からストップアンドウェイトの問題点を説明せよ。
  • (2-2-3) ウィンドウサイズを3セグメントとするスライディングウィンドウ方式の転送を、データ転送だけ図示せよ。
  • (2-3) 再送タイマが大きすぎる場合と小さすぎる場合の問題、およびTCPの一般的実装で再送タイマを定める方法を説明せよ。

题目描述

本题考查二元Huffman编码及扩展信源平均码长,同时考查传输层流量/拥塞/重传控制、停等协议、滑动窗口和TCP自适应重传超时。

Kai

(1)

(1-1-1)

一例として a0,b1a\mapsto0, b\mapsto1 とする。

(root)
├─0→ a
└─1→ b
Lˉ=0.81+0.21=1.\boxed{\bar L=0.8\cdot1+0.2\cdot1=1}.

(1-1-2)

P(aa)=0.64,P(ab)=P(ba)=0.16,P(bb)=0.04.P(aa)=0.64,\quad P(ab)=P(ba)=0.16,\quad P(bb)=0.04.

同率の ab,baab,ba のどちらを bbbb と先に併合するかにより、復号木は次の2通りである。

木1: aa=0, ab=10, ba=110, bb=111
木2: aa=0, ba=10, ab=110, bb=111

符号語対1個当たりの平均長は

0.641+0.162+0.163+0.043=1.56.0.64\cdot1+0.16\cdot2+0.16\cdot3+0.04\cdot3=1.56.

したがって情報源記号1個当たりでは

Lˉ2=1.56/2=0.78.\boxed{\bar L_2=1.56/2=0.78}.

(1-2)

()=nH(S),()=1n,()=1δ.\boxed{(\text{あ})=nH(S)},\qquad \boxed{(\text{い})=\frac1n},\qquad \boxed{(\text{う})=\frac1\delta}.

実際、H(S)ln<H(S)+1/nH(S)\le l_n<H(S)+1/n であり、n1/δn\ge1/\delta なら

ln<H(S)+1nH(S)+δ=ln0.l_n<H(S)+\frac1n\le H(S)+\delta=l_{n_0}.

(2)

(2-1)

(),()=(i),(l) (順不同),()=(b),()=(c),()=(d),()=(h).\boxed{ (\text{あ}),(\text{い})=(i),(l)\ \text{(順不同)},\quad (\text{う})=(b),\quad (\text{え})=(c),\quad (\text{お})=(d),\quad (\text{か})=(h) }.

(2-2-1)

1 RTTごとに1個、すなわち 8(P+H)8(P+H) bitのデータセグメントを転送するので

8(P+H)T bit/s.\boxed{\frac{8(P+H)}{T}\ \mathrm{bit/s}}.

(2-2-2)

ACKを受信するまで次のデータセグメントを送れないため、伝送路が空く時間が生じる。特にRTTが大きいとリンク帯域を十分利用できず、スループットが低下する。

(2-2-3)

ACKの矢印は設問の指示に従い省略した。DATA 1~3を連続送信し、各ACKの受信で送信窓を1セグメントずつ進めてDATA 4、5、6を送る。

(2-3)

設定値が大きすぎると、セグメント喪失後の再送が遅れ、スループットが低下する。小さすぎると、セグメントまたはACKが到着する前にタイムアウトし、不要な再送とふくそう制御を生じる。

TCPではRTT標本から平滑化RTTとRTT偏差を更新し、例えば

RTO=SRTT+4RTTVAR\boxed{\mathrm{RTO}=\mathrm{SRTT}+4\,\mathrm{RTTVAR}}

として適応的に設定する。連続タイムアウト時には指数バックオフを行う。