大阪大学 情報科学研究科 情報数理学専攻 2017年7月実施 情報数理学 数学解析
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
原点を中心とする半径 (2k+1)π の円周を Ck とする(k は非負整数)。複素積分
Ik=∫Ck1−ezdz
を計算せよ。
実数値関数 f(x) の偶部と奇部を
p(x)=2f(x)+f(−x),q(x)=2f(x)−f(−x)
とする。f^(ω)=g(ω)+ih(ω)(g,h は実数値)と表すとき、p^=g, q^=ih を示せ。
x˙=Ax(A は実 n×n 行列)を考え、etA=∑k=0∞tkAk/k! とする。実数 α とベクトル f,g に対して Af=αf+g, Ag=αg が成り立つ。
(1) k≥1 に対し Akf、(2) etAf、(3) x(0)=f+g を満たす解を、α,f,g などを用いて示せ。
Kai
円周を正向きに取る。極は z=2πim(m∈Z)で、各極の留数は
Resz=2πim1−ez1=−e2πim1=−1.
Ck の内部には m=−k,…,k の 2k+1 個の極がある。留数定理より
Ik=−2πi(2k+1).
f^(ω)=∫Rf(x)e−iωxdx とする。f が実数値なので
f(−⋅)(ω)=f^(−ω)=f^(ω).
したがって線形性より
p^=2f^+f^=g,q^=2f^−f^=ih.
(1) 帰納法により
Akf=αkf+kαk−1g.
k=1 の係数 kαk−1 は、α=0 の場合も1と解釈する。
(2) (1)を級数に代入すると
etAf=eαtf+k=1∑∞(k−1)!tkαk−1g=eαt(f+tg).
(3) etAg=eαtg なので
x(t)=eαt{f+(t+1)g}.