お茶の水女子大学 人間文化創成科学研究科 理学専攻 数学コース 2018年8月実施 問題2
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
(1)
- n 次複素正方行列 A=(aij) の行列式 detA の定義を述べよ。
- 次の行列の行列式を求め、計算方法も説明せよ。ただし a,b,c,d,e,f∈C とする。
A=0000e000c000a0000000000f000d000b0000.
(2)
M3(R) を 3 次実正方行列全体のベクトル空間とし、
S=−100010001,V={X∈M3(R)∣XTS+SX=0}
とおく。
- V の基底と次元を求めよ。
- H=010100000 とし、T(X)=HX−XH と定める。X∈V ならば T(X)∈V であることを示せ。
- T の V への制限を T とする。T の固有値と各固有空間を求めよ。
题目描述
- 写出行列式的排列定义,并计算一个每行每列仅含一个非零元的六阶行列式。
- 求满足 XTS+SX=0 的矩阵空间的基与维数;证明交换子映射 T(X)=HX−XH 保持该空间,并求限制映射的特征值与特征空间。
Kai
(1)
Sn を {1,…,n} の置換全体とすると、
detA=σ∈Sn∑sgn(σ)i=1∏nai,σ(i)
である。
零でない積を与える置換は
(σ(1),…,σ(6))=(3,6,2,5,1,4)
だけである。この列の転倒数は 9 なので符号は −1 である。したがって
detA=−abcdef.
(2)
X=(xij) とおく。XTS+SX=0 を成分ごとに解くと、
X=0pqp0−rqr0(p,q,r∈R)
を得る。よって
B1=010100000,B2=001000100,B3=00000−1010
は V の基底であり、
dimV=3.
X=pB1+qB2+rB3 に対して直接計算すると、
T(X)=HX−XH=00r00−qrq0=rB2+qB3∈V.
したがって T(V)⊂V である。
基底 (B1,B2,B3) に関する T の表現行列は
[T]B=000001010.
よって固有値と固有空間は
λ01−1Ker(T−λI)span{B1}span{B2+B3}span{B2−B3}
である。