お茶の水女子大学 人間文化創成科学研究科 理学専攻 数学コース 2017年8月実施 問題2
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
V を実係数の 4 次以下の多項式全体からなる線形空間とし、t=0 とする。f(x) に f(x+t) を対応させる写像を T、f′(x) を対応させる写像を D とする。
- T,D が線形写像であることを示せ。
- T,D の固有値と固有ベクトルをすべて求めよ。
- 基底 [1,x,x2,x3,x4] に関する T,D の表現行列をそれぞれ A,B とし、これらを求めよ。
- etB=∑n=0∞(tB)n/n! と定めるとき、A=etB を示せ。
题目描述
在次数不超过 4 的实系数多项式空间上,考虑平移算子 Tf(x)=f(x+t)(t=0)和微分算子 Df(x)=f′(x):证明线性,求全部特征值与特征向量,写出在基底 [1,x,x2,x3,x4] 下的矩阵,并证明 A=etB。
Kai
(1)
任意の f,g∈V と α,β∈R に対して
T(αf+βg)=αTf+βTg,D(αf+βg)=αDf+βDg.
よって T,D は線形写像である。
(2)
0=f∈V の最高次の係数を比較すると、Tf=λf から λ=1 を得る。さらに f(x+t)=f(x) を満たす多項式は定数のみである。したがって
T: λ=1,E1=span{1}.
また Df=λf について次数を比較すると λ=0 は不可能であり、Df=0 を満たす多項式は定数のみである。ゆえに
D: λ=0,E0=span{1}.
いずれの固有ベクトルも零でない定数多項式である。固有値の代数的重複度はともに 5 である。
(3)
二項展開と微分から
A=10000t1000t22t100t33t23t10t44t36t24t1,B=0000010000020000030000040.
(4)
B5=0 である。任意の f∈V に対し、Taylor の公式は有限和となり
f(x+t)=n=0∑4n!tnf(n)(x)=(n=0∑4n!tnDn)f(x).
したがって T=etD であり、同じ基底で表現行列をとれば
A=etB.