お茶の水女子大学 人間文化創成科学研究科 理学専攻 数学コース 2017年8月実施 問題1
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
(1)
f:R→R が C2 級であるとき、任意の x∈R に対して
h→0limh2f(x+h)+f(x−h)−2f(x)=f′′(x)
を示せ。
(2)
f(x)=⎩⎨⎧xsin2x1,0,x=0,x=0
とする。
- f が x=0 で微分可能でないことを示せ。
- h→0limh2f(h)+f(−h)−2f(0) が存在することを示せ。
(3)
f は連続であり、任意の x∈R で
g(x)=h→0limh2f(x+h)+f(x−h)−2f(x)
が存在して常に g(x)>0 であるとする。このとき f が下に凸であることを示せ。
题目描述
- 证明 C2 函数的二阶中心差商收敛到二阶导数。
- 对 f(x)=xsin2(1/x)(x=0)且 f(0)=0,证明它在原点不可微,但原点的二阶中心差商极限存在。
- 设连续函数处处具有严格为正的二阶中心差商极限,证明它是凸函数。
Kai
(1)
Taylor 展開より
f(x±h)=f(x)±f′(x)h+21f′′(x)h2+o(h2).
両式を加えて 2f(x) を引けば
h2f(x+h)+f(x−h)−2f(x)=f′′(x)+o(1).
したがって求める極限は f′′(x) である。
(2)
(a)
h=0 に対して
hf(h)−f(0)=sin2h1.
hk=(kπ)−1 では右辺は 0、h~k=(kπ+π/2)−1 では 1 となる。よって極限は存在せず、f は 0 で微分可能でない。
(b)
f は奇関数であるから、h=0 では
f(h)+f(−h)−2f(0)=0.
したがって極限は 0 である。
(3)
任意の a<b に対し、両端点を結ぶ直線を
ℓ(x)=b−ab−xf(a)+b−ax−af(b)
とし、F=f−ℓ とおく。もしある x∈(a,b) で F(x)>0 なら、連続性により F は [a,b] の内点 c で正の最大値をとる。十分小さい h について
F(c+h)+F(c−h)−2F(c)≤0
であるから、その差商の極限も 0 以下である。一方、ℓ は一次関数なので、この極限は g(c)>0 に等しく、矛盾する。
ゆえに F≤0、すなわち任意の a<x<b について
f(x)≤b−ab−xf(a)+b−ax−af(b).
したがって f は下に凸である。