お茶の水女子大学 人間文化創成科学研究科 理学専攻 数学コース 2017年2月実施 問題1
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
実変数 x についての C2 級関数 f(x) に対する操作
Lxf(x)=f′′(x)−xf′(x)
を考える。
(1)
関数
g(s,x)=esx−2s2
について、
s∂s∂g(s,x)=−Lxg(s,x)(♠)
が成り立つことを示せ。
(2)
g(s,x) の s に関する 0 を中心とした Taylor 級数を
g(s,x)=k=0∑∞k!skHk(x)
とする。式 (♠) の両辺における sk の係数の比較から、
−LxHk(x)=kHk(x)
を導け。
(3)
再び式 (♠) の両辺における sk の係数の比較から、k≥2 について
Hk(x)=xHk−1(x)−(k−1)Hk−2(x)
が成り立つことを示せ。
题目描述
定义作用于实变量 x 的 C2 函数的算子 Lxf=f′′−xf′,并令 g(s,x)=esx−s2/2。
- 证明 s∂g/∂s=−Lxg。
- 将 g 按 s 展开为 ∑k≥0skHk(x)/k!,比较系数证明 −LxHk=kHk。
- 再次比较系数,证明 Hk=xHk−1−(k−1)Hk−2。
Kai
(1)
g=g(s,x) と略記すると、
∂s∂g=(x−s)g,∂x∂g=sg,∂x2∂2g=s2g.
したがって
Lxg=(s2−xs)g=−s(x−s)g
であるから、
s∂s∂g=s(x−s)g=−Lxg
を得る。
(2)
級数を項別に微分すると、
s∂s∂g=k=0∑∞k!skkHk(x),
一方、Lx は x のみに作用するので、
−Lxg=k=0∑∞k!sk{−LxHk(x)}.
式 (♠) における sk/k! の係数を比較して、
−LxHk(x)=kHk(x)
を得る。
(3)
(1) より
−Lxg=(xs−s2)g=(xs−s2)j=0∑∞j!sjHj(x).
k≥2 とすると、右辺の sk/k! の係数は
kxHk−1(x)−k(k−1)Hk−2(x)
である。(2) より左辺の同じ係数は kHk(x) だから、k で割って
Hk(x)=xHk−1(x)−(k−1)Hk−2(x)
を得る。なお、級数から H0(x)=1, H1(x)=x である。