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お茶の水女子大学 人間文化創成科学研究科 理学専攻 情報科学コース 2019年2月実施 情報基礎 問題2

Author

祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)

Description

一階述語論理について、以下の問いに答えよ。

[1]

xx は変項、φ\varphi は一階述語論理の論理式とする。

  1. xφxφ\forall x\varphi\vDash\exists x\varphi をタブロー法によって証明せよ。
  2. xφNKxφ\forall x\varphi\vdash_{\mathrm{NK}}\exists x\varphi を自然演繹によって証明せよ。

[2]

一階述語論理の解釈を I=DM,FM,gI=\langle\langle D_M,F_M\rangle,g\rangle とする。ただし、DMD_M は領域、FMF_M は名前・述語の対応付け、gg は変項の割り当てである。一般に DMD_M を空でない集合と仮定する理由を考察せよ。

  1. gg は何から何への写像か。
  2. DM=D_M=\varnothing のとき、割り当てが存在するために記号が満たすべき条件を答えよ。
  3. DM=D_M=\varnothing のとき、名前の集合から DMD_M への写像が存在するための条件を答えよ。
  4. (2), (3) の条件を満たすとき、項の集合にはどのような項が含まれるか。
  5. DMD_M\ne\varnothing という仮定と [1] の二つの証明との関係を述べよ。

题目描述

  1. 分别用语义树方法和自然演绎证明:由 xφ\forall x\varphi 可推出 xφ\exists x\varphi
  2. 从变量赋值、名称解释及项的构成出发,说明一阶逻辑通常要求论域非空的原因,并联系第 1 问。

Kai

[1]

(1) タブロー法

妥当性を示すため、前提と結論の否定からタブローを始める。aa を同じ新しいパラメータとする。

  ∀x φ
¬∃x φ
|
φ[a/x] (∀ の展開)
¬φ[a/x] (¬∃ の展開)
×

枝は矛盾して閉じる。よって

xφxφ.\forall x\varphi\vDash\exists x\varphi.

(2) 自然演繹

aa を任意のパラメータとすれば、

1.xφ前提2.φ[a/x]除去 (1)3.xφ導入 (2)\begin{array}{lll} 1.&\forall x\varphi&\text{前提}\\ 2.&\varphi[a/x]&\forall\text{除去 }(1)\\ 3.&\exists x\varphi&\exists\text{導入 }(2) \end{array}

となる。

[2]

(1)

変項記号の集合を Var\mathrm{Var} とすると、割り当ては

g:VarDMg:\mathrm{Var}\longrightarrow D_M

という写像である。

(2)

DM=D_M=\varnothing への写像が存在するのは、その定義域も空である場合に限る。したがって、変項記号が一つもないことが必要である。

(3)

同様に、名前の集合から空集合への写像が存在するためには、名前(定項記号)が一つもないことが必要である。

(4)

変項も名前もなければ項を作り始める基礎記号がない。したがって項の集合は空であり、項は一つも含まれない

(5)

DM=D_M=\varnothing を許すと、xφ\forall x\varphi は空虚に真である一方、xφ\exists x\varphi は偽となる。したがって

xφxφ\forall x\varphi\vDash\exists x\varphi

は成立しない。領域が空でないという通常の仮定によって要素を表すパラメータを取ることができ、[1] のタブロー法と自然演繹の推論が意味論的に正当化される。