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お茶の水女子大学 人間文化創成科学研究科 理学専攻 情報科学コース 2017年8月実施 情報基礎 問題2

Author

祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)

Description

  1. 生起する事象を aa としたとき、情報量 I(a)I(a) の定義式を示せ。
  2. 情報量の定義がその形で表される理由を説明せよ。
  3. 互いに排反な事象 a1,,ana_1,\ldots,a_n の生起確率を p(a1),,p(an)p(a_1),\ldots,p(a_n) とし、i=1np(ai)=1\sum_{i=1}^n p(a_i)=1 とする。平均情報量 HH の定義式を示し、その意味を説明せよ。
  4. 同じ条件で HH が最小となる確率分布と、その最小値を求めよ。
  5. 同じ条件で HH が最大となる確率分布と、その最大値を求めよ。

题目描述

定义事件的自信息并说明对数形式的理由;定义互斥完备事件组的平均信息量(熵),求熵的最小、最大值及达到它们的概率分布。

Kai

(1)

事象 aa の生起確率を p(a)p(a) とすると、自己情報量は

I(a)=log2p(a)=log21p(a)\boxed{I(a)=-\log_2p(a)=\log_2\frac1{p(a)}}

で定義され、単位は bit である。

(2)

起こりにくい事象ほど情報量を大きくし、独立な事象 a,ba,b について情報量を加法的にすることが要請される。すなわち

I(ab)=I(a)+I(b),p(ab)=p(a)p(b).I(a\cap b)=I(a)+I(b), \qquad p(a\cap b)=p(a)p(b).

積を和へ変える連続な関数は対数であり、確率が小さいほど値を大きくするため負号を付ける。底 22 は単位を bit とする選択である。

(3)

pi=p(ai)p_i=p(a_i) とおく。平均情報量、すなわちエントロピーは

H=i=1npiI(ai)=i=1npilog2pi\boxed{H=\sum_{i=1}^np_iI(a_i) =-\sum_{i=1}^np_i\log_2p_i}

である。これは一回の試行で得られる自己情報量の期待値であり、結果の不確実さの平均を表す。ここで 0log20=00\log_2 0=0 とする。

(4)

各項 pilog2pi-p_i\log_2p_i は非負である。ある一つの事象が確率 11、他が確率 00 で生起するとき全項が 00 となるので

Hmin=0 bit.\boxed{H_{\min}=0\ \text{bit}}.

これは結果が確定しており、不確実さがない場合である。

(5)

一様分布 ui=1/nu_i=1/n に対する相対エントロピーの非負性から

0D(pu)=i=1npilog2pi1/n=log2nH.0\le D(p\|u) =\sum_{i=1}^np_i\log_2\frac{p_i}{1/n} =\log_2n-H.

等号は pi=1/np_i=1/ni=1,,ni=1,\ldots,n)のときに限る。したがって

p(ai)=1n (1in),Hmax=log2n bit.\boxed{p(a_i)=\frac1n\ (1\le i\le n), \qquad H_{\max}=\log_2n\ \text{bit}}.