名古屋大学 情報学研究科 数理情報学専攻 2023年8月実施 問題5 量子力学
Author
Miyake
Description
題意の要約。出典:名古屋大学公表問題。
i2=−1 とし、
∣0⟩=(10),∣1⟩=(01),∣φ⟩=21(11),∣ψ⟩=21(1i),X=(0110)
とする。
- X が観測量に対応することを示せ。
- 指数行列 eiπX/4 を成分で表せ。
- ∣φ⟩、∣ψ⟩ における X の期待値をそれぞれ求めよ。
- 確率 p で ∣φ⟩、確率 1−p で ∣ψ⟩ となる量子系の X の期待値を求めよ(0≤p≤1)。
- 二体系の状態 ∣Φ⟩=(∣0⟩⊗∣0⟩+∣1⟩⊗∣1⟩)/2 に対し、X⊗X の期待値を求めよ。
- 確率 p で ∣0⟩⊗∣0⟩、確率 1−p で ∣1⟩⊗∣1⟩ となる二体系で、X⊗X の期待値を求めよ。
题目描述
令
X=(0110),∣φ⟩=21(11),∣ψ⟩=21(1i),
并令
∣0⟩=(10),∣1⟩=(01).
- 证明 X 可表示量子力学可观测量。
- 利用 X2=I 和幂级数计算矩阵指数
ei4πX.
- 分别求 X 在纯态 ∣φ⟩、∣ψ⟩ 下的期望值。
- 系统以概率 p(0≤p≤1)处于 ∣φ⟩,以概率 1−p 处于 ∣ψ⟩。写出混合态密度矩阵并求 X 的期望值。
- 对 Bell 态
∣Φ⟩=21(∣0⟩⊗∣0⟩+∣1⟩⊗∣1⟩),
求 X⊗X 的期望值。
- 二量子比特系统以概率 p 处于 ∣0,0⟩,以概率 1−p 处于 ∣1,1⟩。写出该混合态的密度矩阵,并求 X⊗X 的期望值。
Kai
(1)
X†=X である。有限次元量子系ではエルミート行列が観測量を表すので、求める性質が従う。
(2)
X2=(1001) (=I とおく )
なので、
ei4πX=n=0∑∞n!1(i4πX)n=In=0∑∞(2n)!(−1)n(4π)2n+iXn=0∑∞(2n+1)!(−1)n(4π)2n+1=Icos4π+iXsin4π=21(1ii1)
である。
(3)
⟨X⟩φ⟨X⟩ψ=21(11)(0110)(11)=1=21(1−i)(0110)(1i)=0
(4)
題意の状態は、密度行列
ρ1=p∣φ⟩⟨φ∣+(1−p)∣ψ⟩⟨ψ∣=21(1p+i(1−p)p−i(1−p)1)
で表される混合状態である。
このとき、求める期待値は
Tr(Xρ1)=21Tr(p+i(1−p)11p−i(1−p))=p
である。
(あるいは、
p⟨X⟩φ+(1−p)⟨X⟩ψ=p
によっても求められる。)
(5)
∣0⟩⊗∣0⟩=1000, ∣1⟩⊗∣1⟩=0001, ∣Φ⟩=211001, X⊗X=0001001001001000
なので、
⟨X⊗X⟩Φ=21(1001)00010010010010001001=1
である。
(6)
∣0,0⟩=∣0⟩⊗∣0⟩=1000, ∣1,1⟩=∣1⟩⊗∣1⟩=0001
とおくと、題意の状態は、密度行列
ρ2=p∣0,0⟩⟨0,0∣+(1−p)∣1,1⟩⟨1,1∣=p000000000000001−p
で表される混合状態である。
このとき、求める期待値は
Tr((X⊗X)ρ2)=Tr0001−p00000000p000=0
である。