名古屋大学 情報学研究科 数理情報学専攻 2023年8月実施 問題1 線形代数
Author
Miyake
Description
Kai
(1)
v1=(x1x2), v2=(y1y2)
と書くと、
(v1+v2)⊗w=((x1+y1)w(x2+y2)w)=(x1wx2w)+(y1wy2w)=v1⊗w+v2⊗w
がわかる。
v⊗(w1+w2)=(v1(w1+w2)v2(w1+w2))=(v1w1v2w1)+(v1w2v2w2)=v⊗w1+v⊗w2
(αv)⊗wv⊗(αw)=(αv1wαv2w)=α(v1wv2w)=α(v⊗w)=(v1αwv2αw)=α(v1wv2w)=α(v⊗w)
(2)
(A⊗B)(v⊗w)=(Av)⊗(Bw)=(αv)⊗(βw)=αβ(v⊗w)
なので、 v⊗w は
αβ を固有値にもつ
A⊗B の固有ベクトルであることがわかる。
(3)
A=(2112), B=(3113)
とおくと、
M=A⊗B
である。
A の固有値は α1=1,α2=3 であり、
それぞれに属する固有ベクトルは例えば
v1=(1−1), v2=(11)
である。
また、
B の固有値は β1=2,β2=4 であり、
それぞれに属する固有ベクトルは例えば
w1=(1−1), w2=(11)
である。
よって、 (2) より、
α1β1=2,α1β2=4,α2β1=6,α2β2=12
は M の固有値であり、
v1⊗w1=1−1−11, v1⊗w2=11−1−1, v2⊗w1=1−11−1, v2⊗w2=1111
はそれぞれに属する固有ベクトルであることがわかる。
M は 4次正方行列なので、これら以外に固有値・固有ベクトルはない
(固有ベクトルの実数倍の不定性は除く)。