名古屋大学 情報学研究科 複雑系科学専攻 2022年8月実施 微分方程
Author
思齐塾, 祭音Myyura
Description
被食者と捕食者の個体数をそれぞれ x , y として、これらの時間変化をモデル化した、次の2次元非線形力学系について考えよう。ただし、 a,b,c,d>0 とし、 x,y>0 の解を考えることとする。
dtdx=ax−bxy
dtdy=−cy+dxy
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この力学系において V(x,y)=clnx+alny−dx−by は時間によらず一定であることを示せ。ただし、 ln は自然対数を表す。
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この力学系の不動点 (x0,y0) を求めよ。
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1)の結果、および、2)で求めた不動点まわりの dtdx,dtdy の符号を考えることにより、 xy 平面上での解軌道 (x,y) の振る舞いを説明し、 (x0,2y0),(x0,3y0),(x0,4y0) の3つの初期値から始まる解軌道を描け。
题目描述
以 x,y 分别表示被捕食者和捕食者的种群数量,考察二维非线性动力系统
dtdx=ax−bxy,dtdy=−cy+dxy,
其中 a,b,c,d>0,且只考虑 x,y>0 的解。
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证明
V(x,y)=clnx+alny−dx−by
沿该系统的解不随时间变化,其中 ln 表示自然对数;
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求该系统的不动点 (x0,y0);
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利用第 1 问的结论以及第 2 问所得不动点周围 dx/dt,dy/dt 的符号,说明解轨道 (x,y) 在 xy 平面上的行为,并画出分别从
(x0,2y0),(x0,3y0),(x0,4y0)
三个初始值出发的解轨道。
Kai
- dtdV=∂x∂Vdtdx+∂y∂Vdtdy
∂x∂V=xc−d
∂y∂V=ya−b
dtdV=(xc−d)(ax−bxy)+(ya−b)(−cy+dxy)=ac−xbcxy−adx+bdxy−yacy+bcy+adx−bdxy=ac−bcy−adx+bdxy−ac+bcy+adx−bdxy=0
Therefore, V(x,y) is a constant.
- To find the fixed point, we need to solve dtdx=0 and dtdy=0 .
ax−bxy=0⟹x(a−by)=0
−cy+dxy=0⟹y(−c+dx)=0
Since x,y>0 , we have
a−by=0⟹y=ba
−c+dx=0⟹x=dc
So the fixed point is (x0,y0)=(dc,ba) .
- x0=c/d, y0=a/b と書けば
x′=bx(y0−y),y′=dy(x−x0).
したがって、 (x0,y0) の右下では右上、右上では左上、左上では左下、左下では右下へ進む。よって軌道の向きは反時計回りである。
また
Vxx=−x2c<0,Vyy=−y2a<0,Vxy=0
なので、 V は (x0,y0) で狭義の最大値をとる。正の第1象限の境界または無限遠では V→−∞ であるから、平衡点以外の等位線 V(x,y)=C は (x0,y0) を囲む閉曲線となる。解はこの等位線上を反時計回りに周期運動する。
指定された初期値に対応する3軌道は
V(x,y)=V(x0,jy0),j=2,3,4
という3本の閉曲線である。いずれも点 (x0,y0/j) では右向きに出発し、 j が大きいほど保存量が小さいため外側の大きな閉軌道となる。