名古屋大学 情報学研究科 知能システム学専攻 2023年8月実施 线性代数
Author
思齐塾, 祭音Myyura
Description
ある集合の要素がAとBの2群のいずれかに属するとする.ステップごとにA群の要素の10%をB群へ、B群の要素の30%をA群へ移す。nステップ後にA群とB群に属する要素数の割合をそれぞれ an,bn とし、その組を Sn=(anbn) と表す.ただし、 an+bn=1,an≥0,bn≥0 とする。なお、 MT は行列 M の転置を表す。以下の問いに答えよ。
(a) Sn+1=ASn となる2×2行列Aを示せ。
(b) Aのすべての固有値と、それらに対する単位固有ベクトルをそれぞれ一つ求めよ.
(c) 正則行列 P を用いて、 P−1AP として A を対角化することを考える. P−1 と P の組を一つ求めよ。
(d) S0=(10) としたときの a5 と b5 の値を求めよ。ただし、四捨五入により小数点以下第4位まで解答するものとする。なお、次の値は使ってよい。
0.15=0.00001,0.25=0.00032,0.35=0.00243,0.45=0.01024,0.55=0.03125,
0.65=0.07776,0.75=0.16807,0.85=0.32768,0.95=0.59049
(e) nが十分に大きいとき,任意の S0 における an と bn の値を求めよ.
题目描述
某集合的每个元素属于 A、B 两组之一。每一步把 A 组元素的 10% 移入 B 组,同时把 B 组元素的 30% 移入 A 组。经过 n 步后,A、B 两组元素所占比例分别为 an,bn,并记
Sn=(anbn),an+bn=1,an≥0,bn≥0.
以下 MT 表示矩阵 M 的转置。
-
写出满足 Sn+1=ASn 的 2×2 矩阵 A;
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求 A 的全部特征值,并对每个特征值分别给出一个单位特征向量;
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考察用可逆矩阵 P 将 A 对角化为 P−1AP。求一组符合要求的 P−1 与 P;
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当
S0=(10)
时,求 a5,b5,四舍五入到小数点后第 4 位。可以使用
0.15=0.00001,0.25=0.00032,0.35=0.00243,0.45=0.01024,0.55=0.03125,0.65=0.07776,0.75=0.16807,0.85=0.32768,0.95=0.59049;
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当 n 足够大时,对任意初始状态 S0,求 an,bn 的极限值。
Kai
(a)
A群の要素のうち 10% が B群へ移り,B群の要素のうち 30% が A群へ移るとする.
このとき,各時刻 n における A群,B群の割合をそれぞれ an,bn とすると,
an+1=0.9an+0.3bn,bn+1=0.1an+0.7bn
が成り立つ.
これを行列形式で表すと,
(an+1bn+1)=(0.90.10.30.7)(anbn)
となる.よって,
A=(0.90.10.30.7)
である.
(b)
行列 A の固有値を求める.固有方程式は
det(A−λI)=0.9−λ0.10.30.7−λ
であり,
(0.9−λ)(0.7−λ)−0.03=λ2−1.6λ+0.6
となる.したがって,
(λ−1)(λ−0.6)=0
より,
λ1=1,λ2=0.6
を得る.
まず λ1=1 のとき,
(A−I)=(−0.10.10.3−0.3)
であるから,
−0.1x+0.3y=0
より x=3y が得られる.よって固有ベクトルとして
(31)
をとることができ,対応する単位固有ベクトルは
101(31)
である.
次に λ2=0.6 のとき,
(A−0.6I)=(0.30.10.30.1)
であり,
0.3x+0.3y=0
より x=−y が成り立つ.したがって固有ベクトルとして
(1−1)
をとることができ,単位固有ベクトルは
21(1−1)
である.
(c)
固有ベクトルを並べた行列を
P=(311−1)
とすると,
P−1=41(111−3)
である.
(d)
状態ベクトルを Sn=(an,bn)T とすると,
Sn=AnS0
が成り立つ. A=PDP−1 と対角化できるので,
A5=PD5P−1
である.ここで
D=(1000.6)
より,
D5=(1000.65)=(1000.07776)
である.
計算すると,
A5=(0.769440.230560.691680.30832)
となる.初期状態 S0=(1,0)T に対して,
S5=A5S0=(0.769440.23056)
を得る.したがって,
a5=0.7694,b5=0.2306
である.
(e)
n を十分大きくするとき, (an,bn) は定常状態 (a,b) に収束する.
定常状態では
an+1=an=a,bn+1=bn=b
が成り立ち,さらに a+b=1 である.
よって,
a=0.9a+0.3b
に b=1−a を代入すると,
a=0.9a+0.3(1−a)=0.6a+0.3
より,
0.4a=0.3,a=43
を得る.したがって,
b=1−a=41
である.