名古屋大学 情報学研究科 知能システム学専攻 2019年8月実施 解析・線形代数
Author
Miyake
Description
題意の要約。出典:名古屋大学・令和2年度知能システム学専攻入試問題、解析・線形代数。導出過程も示す。
n を実数、i を虚数単位とし、z=(1+i)n=u+vi と表す。
(a) n=8 の場合の u,v を求める。
(b) ∣z∣=8 の場合の u,v を求める。
次の二つの行列を考える。
P=51(74413),Q=(2002).
(a) P の固有値と、それぞれに対応する単位固有ベクトルを求める。
(b) q=(x,y)T として、qTPq<1<qTQq を満たす (x,y) の領域を図示する。T は転置を表す。
時刻 t における動点 P の座標を x=sin3t, y=cos3t とする。
(a) 0≤t≤2π の間に描く軌跡の長さを求める。
(b) 0<t<π/2 の範囲で、速さが最大になるときの P の座標を求める。
题目描述
[1] 回答下列复数问题。
- 将 z=(1+i)8 写成 u+iv 的形式,并求实数 u,v。
- 设 n 为实数,z=(1+i)n=u+iv,且 ∣z∣=8,求 n,u,v。
[2] 给定
P=51(74413),Q=(2002).
- 求 P 的特征值及各自的单位特征向量。
- 令 q=(x,y)T,画出满足 qTPq<1<qTQq 的区域。
[3] 点 P=(x,y) 按参数方程
x=sin3t,y=cos3t,0≤t≤2π
运动。求:
- 点 P 走完该闭曲线一周的路程,即曲线的弧长;
- 在 0<t<π/2 内,点 P 的速度大小取得最大值时的 t,以及此时 P 的坐标。
Kai
(a)
z=(1+i)8=(2e4πi)8=24e2πi=16
であるから、
u=16,v=0
である。
(b)
8=∣z∣=2n/2 より、 n=6 なので、
z=(1+i)6=(2e4πi)6=23e23πi=−8i
であるから、
u=0,v=−8
である。
(a)
det(λI−P)=λ2−4λ+3=(λ−1)(λ−3).
固有値と対応する単位固有ベクトルは
λ1=1,v1=±51(2,−1)T,
λ2=3,v2=±51(1,2)T
である。
(b)
直交行列 S=51(2−112) により
(xy)=S(uv)
と変換すると、STPS=diag(1,3)、STQS=2I である。したがって、求める領域は
u2+3v2<1,u2+v2>21
となる。すなわち、長軸が (2,−1)T 方向、半軸が 1,1/3 の楕円の内側で、半径 1/2 の円の外側にある二つの領域である。両方の境界は含まない。
円と楕円の交点は (u,v)=(±1/2,±1/2)(符号は独立)である。

(a)
時刻 t における P の速度の大きさを v(t) とすると、
v(t)=(dtdx)2+(dtdy)2=9sin4tcos2t+9sin2tcos4t=9sin2tcos2t=23∣sin2t∣
であるから、求める長さ l は
l=∫02πv(t)dt=23∫02π∣sin2t∣dt=3∫0π∣sin2t∣dt=3(∫0π/2sin2tdt−∫π/2πsin2tdt)=23(−[cos2t]0π/2+[cos2t]π/2π)=6
である。
(b)
0<t<π/2 において、
v(t)=23sin2t
であるから、 v(t) が最大になるのは、 t=π/4 のときであり、
このとき、
xy=sin34π=(21)3=221=cos34π=(21)3=221
である。