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名古屋大学 情報学研究科 知能システム学専攻 2016年8月実施 概率统计

Author

思齐塾, 祭音Myyura

Description

統計学的仮説検定の手順を、帰無仮説および有意水準という用語を説明した上で、それらを用いて300字程度 (about 250 words for English)で説明しなさい。

题目描述

先解释“原假设”和“显著性水平”这两个术语,再使用它们说明统计假设检验的完整步骤。篇幅约为 300300 字;若用英语作答,则约为 250250 词。

Kai

解答:

統計的仮説検定とは,標本データに基づいて母集団に関する仮説の妥当性を判断する方法である。 一般に,次の手順により行われる。

(1) 仮説の設定 帰無仮説 H0H_0 と対立仮説 H1H_1 を定める。 H0H_0 は「差がない」「効果がない」ことを表す仮説であり, H1H_1 はそれに対抗する仮説である。 例として,

H0: 男性の平均身長は 175 cm である,H1: 男性の平均身長は 175 cm ではないH_0:\ \text{男性の平均身長は }175\text{ cm である},\qquad H_1:\ \text{男性の平均身長は }175\text{ cm ではない}

が挙げられる。

(2) 有意水準の設定 有意水準 α\alpha は,帰無仮説が正しいにもかかわらずそれを棄却する確率 (第1種の誤り)である。 通常, α=0.05\alpha=0.05α=0.01\alpha=0.01 が用いられる。

(3) 検定統計量の選択 仮説とデータの性質に応じて,適切な検定統計量 ( zz 統計量, tt 統計量, χ2\chi^2 統計量など)を選ぶ。 検定統計量は,標本と帰無仮説の下での理論値との差を数値化したものである。

(4) 検定統計量の計算 標本データを用いて検定統計量の値を計算する。

(5) p値の算出 p値とは,帰無仮説が正しいと仮定したときに, 観測された検定統計量以上に極端な値が得られる確率である。 p値が小さいほど,帰無仮説に反する証拠が強いことを意味する。

(6) 判断 p値と有意水準 α\alpha を比較し,次のように結論を下す。

{p値α H0 を棄却する,p値>α H0 を棄却しない.\begin{cases} \text{p値} \le \alpha & \Rightarrow\ H_0 \text{ を棄却する},\\ \text{p値} > \alpha & \Rightarrow\ H_0 \text{ を棄却しない}. \end{cases}

なお,「棄却しない」とは, H0H_0 が正しいと証明されたことを意味するのではなく, それを否定する十分な証拠が得られなかったことを意味する。

補足として,帰無仮説 H0H_0 は検定において否定の対象となる仮説であり, 有意水準 α\alpha は検定の厳しさを決める基準である。