名古屋工業大学 工学研究科 電気・機械工学系(機械工学)2022年度 問題23(流体力学)
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
水位一定の貯水タンクから、材質と直径が異なる3本の水平円管を順に通り、水が出口速度 v で大気中へ放出される。円管 1,2,3 の直径は d1,d2,d3(d3<d1<d2)、長さは l1,l2,l3(l2<l3<l1)、管摩擦係数は λ1,λ2,λ3。タンクから管1への入口損失係数を ζ1、管1から2への急拡大損失係数を ζ2、管2から3への急縮小損失係数を ζ3 とし、重力加速度を g とする。解答は問題文に現れる文字だけを用いること。
- 全摩擦損失ヘッド hf を求めよ。
- 急拡大損失係数 ζ2 を求めよ。
- ζ2 を用いて全局所損失ヘッド hs を求めよ。
- hf,hs を用いて、管中心からタンク水面までの高さ H を求めよ。
長さ [L]、質量 [M]、時間 [T] を用いて次の物理量の次元を示せ。
- 質量流量
- 圧力
- 粘度(粘性係数)
- 表面張力
- 動力
III
複素平面 z=x+iy 上の二次元ポテンシャル流を考える。
- 流速 V で y 軸正方向へ流れる一様流の複素ポテンシャル W(z) を求めよ。
- x 軸正方向の流速 U の一様流中に、半径 R、循環 Γ(時計回りを正)の回転円柱がある。粘度を μ、密度を ρ として、単位幅当たりの揚力 L とその向きを求めよ。
- y≥0 で流速 U1、y<0 で U2(U2>U1>0)の x 軸正方向への平行流による渦層がある。A(l,h),B(−l,h),C(−l,−h),D(l,−h) を頂点とする長方形 ABCD を囲む循環 Γ を、反時計回り正として求めよ。
题目描述
I:定水位水箱通过三段水平圆管向大气排水,出口速度为 v,三段直径满足 d3<d1<d2、长度满足 l2<l3<l1。已给沿程摩阻系数、入口及扩缩口局部损失系数,求总沿程损失水头、突然扩大损失系数、总局部损失水头以及所需水位高度。II:写出质量流量、压力、动力黏度、表面张力、功率的质量—长度—时间量纲。III:求沿正 y 方向均匀流的复势;求带顺时针环量圆柱在正 x 方向来流中的单位跨度升力;求上下层速度分别为 U1,U2 的涡层周围给定矩形的逆时针环量。
Kai
I (1)
連続の式により、管 i の平均流速は (d3/di)2v。各管の Darcy–Weisbach 損失を加えて
hf=2gv2[λ1d1l1(d1d3)4+λ2d2l2(d2d3)4+λ3d3l3].
I (2)
急拡大による損失は上流・下流速度差の二乗を 2g で割ったものとなる。上流の管1の速度ヘッドを基準とすれば、連続の式から
ζ2=[1−(d2d1)2]2.
I (3)
入口・急拡大は管1の速度、急縮小は下流の管3の速度を基準とする。
hs=2gv2[(ζ1+ζ2)(d1d3)4+ζ3].
I (4)
水面と出口の圧力はともに大気圧で、水面速度を無視すると、ベルヌーイの式より
H=2gv2+hf+hs.
| 小問 | 物理量 | 定義に基づく次元 |
|---|
| (1) | 質量流量 | [MT−1] |
| (2) | 圧力=力/面積 | [ML−1T−2] |
| (3) | 粘度=せん断応力/速度勾配 | [ML−1T−1] |
| (4) | 表面張力=力/長さ | [MT−2] |
| (5) | 動力=仕事/時間 | [ML2T−3] |
III (1)
dW/dz=u−iv=−iV を積分して、加法定数を除き
W(z)=−iVz.
III (2)
クッタ–ジューコフスキーの定理より
L=ρUΓ.
時計回りの正の循環では円柱上側の流速が大きく、揚力は +y 方向。符号付きでは Fy=ρUΓ であり、循環が負なら向きは逆になる。非粘性ポテンシャル流の結果には μ,R は現れない。
III (3)
鉛直辺の寄与は0、上辺 A→B の寄与は −2lU1、下辺 C→D の寄与は 2lU2 であるから
Γ=2l(U2−U1)>0.
Reference