名古屋工業大学 工学研究科 電気・機械工学系(機械工学) 2021年8月実施 問題23(流体力学)
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
問題23 流体力学 設問すべてについて解答すること。
解答の注意:設問 I を表面に、設問 II、III を裏面に記入すること。また、各設問の小問について、たとえば、(1) x=y+z のように、最終的な解答に小問の番号を付して下線で明示すること。
図1に示すように、材質および直径の異なる3本の水平な円管を通って貯水タンク(水位一定)から、一定流速 v の水が大気に放出されている。円管1、2、3の直径を d1,d2,d3(ただし、d3<d1<d2)、長さを l1,l2,l3(ただし、l2<l3<l1)とし、それらの管摩擦係数を λ1,λ2,λ3 とする。また、タンクから管路への流れの入口損失係数を ζ1、急拡大損失係数を ζ2、急縮小損失係数を ζ3 とする。重力加速度を g とする。このとき、次の (1)~(4) の問いについて答えよ。その際、問題文中で使用されている文字以外を使用しないこと。
(1) 管路系の全摩擦損失ヘッド hf を求めよ。
(2) 管1と管2の接続に伴う急拡大損失係数 ζ2 を求めよ。
(3) 全局所損失ヘッド hs を求めよ。ただし、急拡大損失係数 ζ2 を用いること。
(4) タンクのヘッド H(管中心からのタンクの水面までの高さ)を求めよ。ただし、全摩擦損失ヘッド hf と全局所損失ヘッド hs を用いること。

長さの次元 [L]、質量の次元 [M]、および時間の次元 [T] を用いて、次の (1)~(5) の物理量の次元を示せ。
(1) 質量流量
(2) 圧力
(3) 粘度(粘性係数)
(4) 表面張力
(5) 動力
III
複素平面 z=x+iy(i は虚数単位)における2次元ポテンシャル流を考える。このとき、次の (1)~(3) の問いについて答えよ。
(1) 流速 V で、y 軸と平行な流線を持つ流れの複素ポテンシャル W(z) を求めよ。ただし、流れ方向は y 軸の正の方向とする。
(2) x 軸に平行に流れる流速 U の一様流中に置かれた循環 Γ(時計回りを正とする)をもつ回転円柱(半径 R)に働く単位幅当りの揚力 L とその向き求めよ。ただし、流体の粘度を μ、密度を ρ とする。流れ方向は x 軸の正の方向とする。
(3) y≥0 では U1、y<0 では U2 である x 軸に平行な流れ (U2>U1>0) によって形成される渦層がある。この時、頂点の座標 (x,y) が A (l,h)、B (−l,h)、C (−l,−h)、D (l,−h) である長方形 ABCD で囲まれる循環 Γ(反時計回りを正とする)を求めよ。
题目描述
问题23 流体力学。所有设问均须作答。
答题注意:设问 I 写在答题纸正面,设问 II、III 写在背面。各小问的最终答案须标注小问编号并加下划线,例如 (1) x=y+z。
I
如图1,水从水位保持不变的储水箱流出,经过材质和直径各不相同的三根水平圆管,以恒定流速 v 排入大气。圆管1、2、3的直径为 d1,d2,d3(d3<d1<d2),长度为 l1,l2,l3(l2<l3<l1),沿程摩擦系数为 λ1,λ2,λ3。从水箱流入管道的入口损失系数为 ζ1,突然扩大损失系数为 ζ2,突然缩小损失系数为 ζ3,重力加速度为 g。回答 (1)~(4),只允许使用题干中出现的符号。
(1) 求管路系统的总沿程摩擦损失水头 hf。
(2) 求管1连接管2时的突然扩大损失系数 ζ2。
(3) 求总局部损失水头 hs,须使用突然扩大损失系数 ζ2。
(4) 求水箱水头 H,即管中心到水箱水面的高度。须使用总沿程摩擦损失水头 hf 和总局部损失水头 hs。
II
用长度量纲 [L]、质量量纲 [M] 和时间量纲 [T] 表示下列物理量的量纲。
(1) 质量流量
(2) 压力
(3) 动力黏度(黏性系数)
(4) 表面张力
(5) 功率
III
考虑复平面 z=x+iy(i 为虚数单位)中的二维势流,回答 (1)~(3)。
(1) 求流速为 V、流线平行于 y 轴的流动的复势 W(z)。流向为 y 轴正方向。
(2) 一个半径为 R、具有环量 Γ(顺时针为正)的旋转圆柱置于沿 x 轴流动、流速为 U 的均匀流中。求圆柱单位宽度所受升力 L 及其方向。流体动力黏度为 μ、密度为 ρ,来流沿 x 轴正方向。
(3) 平行于 x 轴的流动在 y≥0 时速度为 U1,在 y<0 时速度为 U2,其中 U2>U1>0,两侧流动形成涡层。求顶点坐标 (x,y) 为 A (l,h)、B (−l,h)、C (−l,−h)、D (l,−h) 的矩形 ABCD 所围环量 Γ,以逆时针为正。
Kai
I (1)
連続の式により、管 i の平均流速は (d3/di)2v。各管の Darcy–Weisbach 損失を加えて
hf=2gv2[λ1d1l1(d1d3)4+λ2d2l2(d2d3)4+λ3d3l3].
I (2)
急拡大による損失は上流・下流速度差の二乗を 2g で割ったものとなる。上流の管1の速度ヘッドを基準とすれば、連続の式から
ζ2=[1−(d2d1)2]2.
I (3)
入口・急拡大は管1の速度、急縮小は下流の管3の速度を基準とする。
hs=2gv2[(ζ1+ζ2)(d1d3)4+ζ3].
I (4)
水面と出口の圧力はともに大気圧で、水面速度を無視すると、ベルヌーイの式より
H=2gv2+hf+hs.
| 小問 | 物理量 | 定義に基づく次元 |
|---|
| (1) | 質量流量 | [MT−1] |
| (2) | 圧力=力/面積 | [ML−1T−2] |
| (3) | 粘度=せん断応力/速度勾配 | [ML−1T−1] |
| (4) | 表面張力=力/長さ | [MT−2] |
| (5) | 動力=仕事/時間 | [ML2T−3] |
III (1)
dW/dz=u−iv=−iV を積分して、加法定数を除き
W(z)=−iVz.
III (2)
クッタ–ジューコフスキーの定理より
L=ρUΓ.
時計回りの正の循環では円柱上側の流速が大きく、揚力は +y 方向。符号付きでは Fy=ρUΓ であり、循環が負なら向きは逆になる。非粘性ポテンシャル流の結果には μ,R は現れない。
III (3)
鉛直辺の寄与は0、上辺 A→B の寄与は −2lU1、下辺 C→D の寄与は 2lU2 であるから
Γ=2l(U2−U1)>0.
Reference