明治大学 先端数理科学研究科 現象数理学専攻 2018年8月実施 线性代数
Author
思齐塾, 祭音Myyura
Description
行列 A , ベクトル x0,x1,… を
A=30−15−2−1−103,x0=101,xn+1=Axn(n=0,1,…)
で定めるとき、以下の問いに答えよ。
(1) A の固有値を求めよ。
(2) P−1AP が対角行列となるような正則行列 P を求めよ。条件を満たす P は複数存在するが、どれか1つ求めればよい。
(3) 自然数 n に対して, An を求めよ。
(4) 自然数 n に対して, xn を求めよ。
题目描述
定义矩阵 A 以及向量 x0,x1,… 如下:
A=30−15−2−1−103,x0=101,xn+1=Axn(n=0,1,…).
回答下列问题。
(1) 求 A 的特征值。
(2) 求一个可逆矩阵 P,使 P−1AP 为对角矩阵。满足条件的 P 不唯一,写出任意一个即可。
(3) 对自然数 n,求 An。
(4) 对自然数 n,求 xn。
Kai
(1) A の固有値を求めよ。
A の特性方程式 det(A−λI)=0 を解く。
det(A−λI)=3−λ0−15−2−λ−1−103−λ
第2行で余因子展開を行うと、
det(A−λI)=(−2−λ)3−λ−1−13−λ
=(−2−λ){(3−λ)2−1}
=(−2−λ)(λ2−6λ+9−1)
=(−2−λ)(λ2−6λ+8)
=−(λ+2)(λ−2)(λ−4)
特性方程式は −(λ+2)(λ−2)(λ−4)=0 となる。
したがって、 A の固有値は λ=−2,2,4 である。
(2) P−1AP が対角行列となるような正則行列 P を求めよ。
各固有値に対応する固有ベクトルを求める。
i) 固有値 λ1=−2 の場合:
(A+2I)v=0 を解く。
50−150−1−105xyz=000
連立方程式 5x+5y−z=0 と −x−y+5z=0 から、 z=0,y=−x を得る。固有ベクトルの一例は v1=−110 。
ii) 固有値 λ2=2 の場合:
(A−2I)v=0 を解く。
10−15−4−1−101xyz=000
−4y=0 より y=0 。 x−z=0 より x=z 。固有ベクトルの一例は v2=101 。
iii) 固有値 λ3=4 の場合:
(A−4I)v=0 を解く。
−10−15−6−1−10−1xyz=000
−6y=0 より y=0 。 −x−z=0 より x=−z 。固有ベクトルの一例は v3=−101 。
これらの固有ベクトルを列ベクトルとする行列 P を作る。
P=(v1v2v3)=−110101−101
この P が求める正則行列である。このとき、 P−1AP=−200020004 とな
(3) 自然数 n に対して, An を求めよ。
A の対角化を利用して、 An=PDnP−1 を計算する。ここで D は固有値を対角成分に持つ対角行列である。
Dn=(−2)n0002n0004n
次に、 P の逆行列 P−1 を求める。
det(P)=−1(0)−1(1)−1(1)=−2 。
P−1=det(P)1adj(P)=−210−11−2−110−1−1=01/2−1/211/2−1/201/21/2
よって、 An は以下のように計算される。
An=PDnP−1=−110101−101(−2)n0002n0004n01/2−1/211/2−1/201/21/2
=−(−2)n(−2)n02n02n−4n04n01/2−1/211/2−1/201/21/2
=21(2n+4n)021(2n−4n)−(−2)n+21(2n+4n)(−2)n21(2n−4n)21(2n−4n)021(2n+4n)
(4) 自然数 n に対して, xn を求めよ。
xn=Anx0 の関係がある。 Part (3) の結果を使っても計算できるが、ここではより簡潔な方法を用いる。
初期ベクトル x0 を固有ベクトルの線形結合で表現する: x0=c1v1+c2v2+c3v3 。
係数ベクトル c=c1c2c3 は c=P−1x0 で求められる。
c=01/2−1/211/2−1/201/21/2101=010
よって c1=0,c2=1,c3=0 となり、 x0=0⋅v1+1⋅v2+0⋅v3=v2 となる。
これは、初期ベクトル x0 が固有値 λ2=2 に対応する固有ベクトルであることを意味する。
したがって、次のように計算できる。
xn=Anx0=Anv2=λ2nv2=2nv2
xn=2n101=2n02n