九州大学 工学府 量子物理工学専攻 2021年8月実施 数学 問題1
Author
Miyake, 祭音Myyura
Description
題意の要約。
[1]
A=311−11030210.
- A の固有値と固有ベクトルを求める。
- A を対角化する行列 P と P−1 を求める。
- limn→∞An を求める。
[2]
- R={(x,y):x2+y2≤1} 上で ∬R(1−x2−y2)dxdy を求める。
- 平面 x+y+z=a、x=0、y=0、z=0 が囲む領域 R 上で ∭R(x+y+z)dxdydz を求める。
[3]
次の微分方程式の解 y(x) を求める。
- y′′−y−1(y′)2=0。
- (2x+y)y′=1−4x−2y。
- y′′+y=cos2x。
出典:九州大学 令和4年度 量子物理工学専攻 数学 問題1。
题目描述
[1] 线性代数:给定
A=311−11030210.
- 求 A 的全部特征值及特征向量。
- 求使 P−1AP 为对角矩阵的 P 和 P−1。
- 求矩阵极限 limn→∞An。
[2] 多重积分:
- 对单位圆盘 R={(x,y):x2+y2≤1},计算 ∬R(1−x2−y2)dxdy。
- 设 R 是由平面 x+y+z=a 和三个坐标平面所围成的区域,计算 ∭R(x+y+z)dxdydz。参数 a 不限为正数。
[3] 微分方程:求下列方程的解 y(x)。
- y′′−y−1(y′)2=0。
- (2x+y)y′=1−4x−2y。
- y′′+y=cos2x。
Kai
[1]
(1) (2)
A=31B, B=1−11030210
である。
B の固有値を b とすると
0∴ b=det1−b−1103−b021−b=−(b+1)(b−2)(b−3)=−1,2,3
である。
B の固有値 b=−1 に属する固有ベクトルを求めるため
2−11040211xyz=000
とおくと、 x=2y,x+z=0 となる。
B の固有値 b=2 に属する固有ベクトルを求めるため
−1−1101021−2xyz=000
とおくと、 x=2z,y=z となる。
B の固有値 b=3 に属する固有ベクトルを求めるため
−2−1100021−3xyz=000
とおくと、 x=z=0 となる。
そこで、
P=21−2211010
とおくと、
detPP−1=−6=−61−1−2300−62−20=6112−3006−220
であり、
P−1BP=−100020003, P−1AP=31−100020003
が成り立つ。
(3)
n→∞limAn=n→∞limP(P−1AP)nP−1=n→∞limP(−31)n000(32)n0001P−1=P000000001P−1=0−210010000
[2]
(1)
∬R(1−x2−y2)dxdy=∫02πdθ∫01dr r(1−r2) (x=rcosθ,y=rsinθ)=2π[2r2−4r4]01=2π
(2)
a>0 の場合、0≤t≤a として、
3点 (t,0,0),(0,t,0),(0,0,t) を頂点とする正三角形を考えると、
この三角形上の点 (x,y,z) について x+y+z=t であり、
この三角形の面積は
S(t)=23t2
である。
よって、
∭R(x+y+z)dxdydz=∫0at∣∇(x+y+z)∣S(t)dt=21∫0at3dt=21[4t4]0a=8a4
である。
a<0 の場合、(x,y,z)=(−u,−v,−w) とすると積分領域は u,v,w≥0、u+v+w≤−a となるため、積分は −a4/8 となる。したがって一般には a∣a∣3/8 である(a=0 の退化領域では 0)。
[3]
(1)
y=1 の区間で
(y−1y′)′=(y−1)2y′′(y−1)−(y′)2=0.
よって y′/(y−1)=C2 を積分して
y=1+C1eC2x,C1=0
を得る。C2=0 では 1 以外の定数解も含む。y=1 は元の方程式が定義されない。
(2)
u=2x+y とおくと y′=u′−2 なので
u(u′−2)=1−2u,uu′=1.
したがって u2=2x+C より
y=−2x±2x+C,2x+C>0.
(3)
斉次方程式の解は C1cosx+C2sinx、特殊解は −31cos2x である。よって
y=C1cosx+C2sinx−31cos2x.