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九州大学 工学府 機械系専攻 2020年度 流体工学 問2

Author​

祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)

Description​

長さ LL、内径 dd の細い注射針が、内径 D≫dD\gg d のシリンダ底面中央に付いた、手のひらサイズの注射器を考える。ピストンの質量は無視する。針の管摩擦係数を一定値 λ\lambda とし、シリンダ内の流体管摩擦、液漏れ、ピストンの摩擦は無視する。大気圧を PaP_a、重力加速度を gg とする。

  1. 密度 ρ\rho の液を入れた十分大きい容器に、針を下向きにして先端から長さ l<Ll<L だけ浸し、ピストンを一定速度 VV で上方に引く。流れを定常とし、ピストンが底面から高さ HH の位置にあるとき、必要な上向き力 F1F_1 を求めよ。針入口の損失係数は ζin1\zeta_{\mathrm{in}1}。針からシリンダへの流出時に縮流はなく、注射器内は液で満たされる。
  2. (1) で VV を増しても吸い込める体積流量には限界がある。最大体積流量 Qmax⁡Q_{\max} を求めよ。液の飽和蒸気圧は大気圧に比べて十分小さい。
  3. 容器から取り出して針を鉛直上向きに立て、ピストンを速度 VV で押して液を大気中に放出する。底面からピストンまでの距離を HH として必要な力 F2F_2 を求めよ。針付け根の入口損失係数は ζin2\zeta_{\mathrm{in}2}、大気への流出時に縮流はない。流れは定常とする。
  4. (3) の液が針先から上方に到達する高さ hh を求めよ。液と空気との摩擦は無視する。

题目描述​

注射器针长 LL、内径 dd,筒内径 D≫dD\gg d,活塞无质量、无摩擦和泄漏;针内沿程阻力系数为常数 λ\lambda,忽略筒内沿程摩擦。大气压 PaP_a、重力加速度 gg。① 针朝下并浸入密度 ρ\rho 的大容器液体中 l<Ll<L,活塞以 VV 向上拉,距筒底 HH,针入口损失系数为 ζin1\zeta_{\mathrm{in}1},针向筒内流出不缩流,求拉力。② 将饱和蒸气压近似为零,求最大吸入体积流量。③ 取出后针朝上,以速度 VV 推动活塞,距筒底 HH,针入口损失系数为 ζin2\zeta_{\mathrm{in}2},出口不缩流,求推力。④ 求液流从针尖向上的最大高度。

Kai​

針内流速を vv、面積を Ad=πd2/4A_d=\pi d^2/4、AD=πD2/4A_D=\pi D^2/4 とする。連続の式より

v=V(Dd)2,Q=Adv=ADV.v=V\left(\frac Dd\right)^2,\qquad Q=A_dv=A_DV.

(1)​

容器の自由表面からピストン下面までの高さは L+H−lL+H-l。入口、管摩擦、急拡大の損失水頭を加える。ピストン下面の絶対圧力を pCp_C とすると

Pa−pCρg=L+H−l+V22g+(ζin1+λLd)v22g+(v−V)22g.\frac{P_a-p_C}{\rho g}=L+H-l+ \frac{V^2}{2g}+\left(\zeta_{\mathrm{in}1}+\lambda\frac Ld\right)\frac{v^2}{2g} +\frac{(v-V)^2}{2g}.

F1=AD(Pa−pC)F_1=A_D(P_a-p_C) より

F1=AD{ρg(L+H−l)+ρ2[V2+(ζin1+λLd)v2+(v−V)2]}.\boxed{F_1=A_D\left\{\rho g(L+H-l)+\frac\rho2 \left[V^2+\left(\zeta_{\mathrm{in}1}+\lambda\frac Ld\right)v^2+(v-V)^2\right]\right\}}.

(2)​

ε=(d/D)2=V/v\varepsilon=(d/D)^2=V/v、K=1+ζin1+λL/dK=1+\zeta_{\mathrm{in}1}+\lambda L/d とおく。針出口の拡大直前の圧力 pBp_B と、ピストン下面圧力 pCp_C は

pB=Pa−ρg(L−l)−ρ2Kv2,p_B=P_a-\rho g(L-l)-\frac\rho2Kv^2,
pC=Pa−ρg(L+H−l)−ρ2(K−2ε+2ε2)v2.p_C=P_a-\rho g(L+H-l)-\frac\rho2(K-2\varepsilon+2\varepsilon^2)v^2.

針内では上流から圧力が低下し、シリンダ内でも高さとともに低下するため、最低圧点の候補はこの二点である。両圧力を非負に保つ条件から、有限な D/dD/d まで残すと

Qmax⁡=Admin⁡{2[Pa−ρg(L−l)]ρK,2[Pa−ρg(L+H−l)]ρ(K−2ε+2ε2)}.\boxed{Q_{\max}=A_d\min\left\{ \sqrt{\frac{2[P_a-\rho g(L-l)]}{\rho K}}, \sqrt{\frac{2[P_a-\rho g(L+H-l)]}{\rho(K-2\varepsilon+2\varepsilon^2)}} \right\}}.

両平方根の分子が正であることを仮定した。原題の D≫dD\gg d に基づいて ε\varepsilon を無視し、H>0H>0 とすればピストン下面が最低圧点となり、通常の近似解は

Qmax⁡≃πd242[Pa−ρg(L+H−l)]ρ(1+ζin1+λL/d).\boxed{Q_{\max}\simeq\frac{\pi d^2}{4} \sqrt{\frac{2[P_a-\rho g(L+H-l)]} {\rho(1+\zeta_{\mathrm{in}1}+\lambda L/d)}}}.

有限な径比では pC−pB=ρ{v2ε(1−ε)−gH}p_C-p_B=\rho\{v^2\varepsilon(1-\varepsilon)-gH\} なので、常にピストン側が低圧とは限らない。

(3)​

ピストンから針先までの上昇高さは L+HL+H。ピストン面の速度 VV と出口速度 vv を含めてエネルギー式を書くと

F2=AD{ρg(L+H)+ρ2[(1+ζin2+λLd)v2−V2]}.\boxed{F_2=A_D\left\{\rho g(L+H)+\frac\rho2 \left[\left(1+\zeta_{\mathrm{in}2}+\lambda\frac Ld\right)v^2-V^2\right]\right\}}.

(4)​

出口速度 vv の運動エネルギーが位置エネルギーに変わるため

h=v22g=V22g(Dd)4.\boxed{h=\frac{v^2}{2g}=\frac{V^2}{2g}\left(\frac Dd\right)^4}.

Reference​