九州大学 工学府 機械系専攻 2018年度 熱工学 問1
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
図のガスタービンは開いた系の流動式熱機関であり、理論サイクルは断熱圧縮 1→2、等圧加熱 2→3、断熱膨張 3→4、等圧冷却 4→1 からなる Brayton サイクルである。状態を添字で表し、作動流体を理想気体、定圧比熱 cp と比熱比 κ を一定とする。(55 点)

- h–s(比エンタルピー–比エントロピー)線図を描け。T1、圧力比 γ=p2/p1、サイクル最高低温度比 τ=T3/T1、cp,κ を用いて単位質量流量当たりの圧縮機仕事 lC0、タービン仕事 lT0、加熱量 q0 を求めよ。
- 理論熱効率 η0 は圧力比 γ のみに依存することを示せ。
- 実際には流れの摩擦損失がある。圧縮機とタービンの断熱効率を ηC,ηT(ともに 1 以下)として、新しい状態にダッシュを付け、(1) の線図に変化を書き込め。このときの lC,lT,q を T1,γ,τ,cp,κ,ηC,ηT で表せ。
- 実際の熱効率 η が τ にも依存することを示せ。ηC=ηT=0.9 で τ を 5 から 6 に変えると、η は何 % 上昇するか。γ(κ−1)/κ=2.5(γ=25,κ=1.4 に相当)とする。
题目描述
理想气体 Brayton 循环由等熵压缩、等压加热、等熵膨胀、等压冷却构成,cp,κ 恒定,压比 γ=p2/p1,最高与最低温度比 τ=T3/T1。画 h–s 图,求理想压缩功、涡轮功、加热量及效率。再考虑压缩机和涡轮绝热效率 ηC,ηT,画实际过程并求相应功、热量、效率。当两效率均为 0.9、γ(κ−1)/κ=2.5 时,计算 τ 从 5 增至 6 所带来的效率增长。
Kai
圧縮機の入力仕事、タービンの出力仕事をそれぞれ正とする。χ=γ(κ−1)/κ とおく。
(1)
理想断熱過程は等エントロピーなので
T2=χT1,T3=τT1,T4=χτT1.
定常流のエネルギー式より
lC0=cpT1(χ−1),lT0=cpT1τ(1−χ1),q0=cpT1(τ−χ).
線図では 1→2 と 3→4 が鉛直線、2→3 と 4→1 が等圧線となる。

(2)
η0=q0lT0−lC0=1−χ1=1−γ−(κ−1)/κ.
κ が一定なら γ のみで決まる。
(3)
断熱効率の定義は
ηC=T2′−T1T2−T1,ηT=T3−T4T3−T4′.
したがって
T2′=T1[1+ηCχ−1],T4′=τT1[1−ηT(1−χ1)].
線図では 2′ は 2 と同じ高圧等圧線上で 2 より右上、4′ は 4 と同じ低圧等圧線上で 4 より右上に位置する。よって
lC=cpT1ηCχ−1,lT=cpT1τηT(1−χ1),
q=cpT1[τ−1−ηCχ−1].
(4)
η(τ)=τ−1−(χ−1)/ηCτηT(1−1/χ)−(χ−1)/ηC.
実際のサイクルでは一般に τ に依存する。指定値を代入すると
η(5)=7031≃0.44286,η(6)=12559=0.472.
したがって熱効率は 44.29% から 47.20% へ、2.91 ポイント 上昇する。元の効率に対する相対上昇率で表せば
η(5)η(6)−η(5)×100≃6.58%.