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九州大学 工学府 機械系専攻 2017年8月実施 流体工学 問2

Author​

祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)

Description​

図のように,密度 ρ\rho の水を貯めた水槽A,B,Cが各底面の高さ(基準面)が等しい状態で水平に設置されている。水槽Aは大気開放されているのに対して,水槽Bでは質量 MM の物体が水面上に置かれ,水槽Cは密閉されている。水槽AとCの断面積は十分大きく,基準面からの水位はともに一定であり,それぞれ H1,H3H_1,H_3 となっている。一方,水槽Bの断面積は SS(有限)であり,その基準面からの水位 HH は変化し得る。水槽AとB,水槽BとCは,ともに長さ LL,内径 dd,管摩擦係数 λ\lambda の円管により接続され,水槽A–B間の円管の途中には長さを無視できる弁が設けられている。入口損失は無視してよく,管出口での縮流は生じないものとして以下の各問に答えよ。ただし,水槽Bについて,管入口および管出口以外での流れは淀んでおり(動圧は十分に小さく),また水槽壁と物体の間から水が漏れることはなく,水槽壁と物体の間の摩擦は無視できる。重力加速度は gg とせよ。(50点)

(1) 水槽A–B間の弁を全開にしたところ,水槽AからB,および水槽BからCへの流量が等しくなった。このときの基準面からの水槽Bの水位を H2H_2 として,体積流量 QQ と,水槽Cの水面上のゲージ圧 PCP_C を求めよ。ただし,弁全開時の弁の損失は無視できる。

(2) 問(1)の状態から,水槽A–B間の弁を全閉にしたところ,水槽Bの水位はゆっくりと下がっていった。時間を tt として,このときの基準面からの水槽Bの水位 H(t)H(t) に対する微分方程式を示せ。ただし,流れは定常的(準定常)とみなしてよく,水槽Cの水面上のゲージ圧は問(1)の状態から変化しない。なお,水槽Bの断面積 SS は円管の断面積より十分大きいとみなしてよい。

(3) 問(2)の結果を積分することにより,H(t)H(t) を求めよ。ただし,t=0t=0 における水槽Bの水位は,問(1)の H2H_2 とせよ。

(4) 問(2)の H(t)H(t) について,十分に時間が経過した後の水槽Bの水位 H∞H_\infty を求めよ。

原題の図:水槽A・B・Cと弁付き管路

题目描述​

如图所示,盛有密度为 ρ\rho 的水的水槽A、B、C水平放置,各槽底面位于同一基准高度。水槽A与大气相通,水槽B的水面上放置质量为 MM 的物体,水槽C密闭。水槽A、C的截面积足够大,相对于基准面的水位分别恒为 H1,H3H_1,H_3。水槽B的截面积为有限值 SS,其相对于基准面的水位 HH 可以变化。A与B、B与C分别由长度为 LL、内径为 dd、管摩擦系数为 λ\lambda 的圆管连接,A–B管中途设有长度可忽略的阀门。忽略入口损失,且管出口不发生收缩,回答下列问题。水槽B内除管入口和出口附近外,流动近乎停滞,动压足够小;水不会从物体和槽壁之间漏出,物体与槽壁之间的摩擦可以忽略。重力加速度为 gg。(50分)

(1) 完全打开A–B之间的阀门后,A流向B和B流向C的流量相等。将此时水槽B相对于基准面的水位记作 H2H_2,求体积流量 QQ 及水槽C水面上方的表压 PCP_C。阀门全开时的损失可忽略。

(2) 从(1)的状态完全关闭A–B之间的阀门后,水槽B的水位缓慢下降。以 tt 表示时间,写出水槽B相对于基准面的水位 H(t)H(t) 所满足的微分方程。流动可视为准定常,水槽C水面上方的表压保持(1)中的数值不变。可认为水槽B的截面积 SS 远大于圆管截面积。

(3) 对(2)的结果积分,求 H(t)H(t)。初始时刻 t=0t=0 的水槽B水位取为(1)中的 H2H_2。

(4) 对(2)中的 H(t)H(t),求经过足够长时间后水槽B的水位 H∞H_\infty。

Kai​

管断面積、各管の損失係数を

A=πd24,K=1+λLdA=\frac{\pi d^2}{4},\qquad K=1+\lambda\frac Ld

とおく。KK の1は管から水槽へ流入する際の出口損失である。B 水面のゲージ圧は Mg/SMg/S。

(1)​

A、B の自由表面間の水頭収支から

H1−H2−MρS=K12g(QA)2.H_1-H_2-\frac{M}{\rho S} =K\frac1{2g}\left(\frac QA\right)^2.

よって

Q=A2gK(H1−H2−MρS).\boxed{Q=A\sqrt{\frac{2g}{K} \left(H_1-H_2-\frac{M}{\rho S}\right)}}.

B–C 間にも同じ流量、同じ損失があるため

H2+MρS−H3−PCρg=H1−H2−MρS,H_2+\frac{M}{\rho S}-H_3-\frac{P_C}{\rho g} =H_1-H_2-\frac{M}{\rho S},
PC=2MgS+ρg(2H2−H1−H3).\boxed{P_C=\frac{2Mg}{S}+\rho g(2H_2-H_1-H_3)}.

(2)​

平衡水頭に対応する水位を

H∗=H3+PCρg−MρSH_*=H_3+\frac{P_C}{\rho g}-\frac{M}{\rho S}

とする。B–C の損失式と B の体積収支は

H−H∗=K2g(QBCA)2,SdHdt=−QBC.\begin{gathered} H-H_*=\frac{K}{2g}\left(\frac{Q_{BC}}A\right)^2,\\ S\frac{dH}{dt}=-Q_{BC}. \end{gathered}

水位が低下する区間では

dHdt=−AS2gKH−H∗.\boxed{\frac{dH}{dt}=-\frac AS\sqrt{\frac{2g}{K}}\sqrt{H-H_*}}.

(3)​

c=(A/S)2g/Kc=(A/S)\sqrt{2g/K}、Δ=H2−H∗>0\Delta=H_2-H_*>0 とおけば

2H−H∗=2Δ−ct.2\sqrt{H-H_*}=2\sqrt\Delta-ct.

したがって、平衡水位が容器内にある H∗≥0H_*\ge0 の場合、

H(t)={H∗+(Δ−c2t)2,0≤t≤t∗,H∗,t≥t∗,t∗=2Δc.\boxed{\begin{gathered} H(t)= \begin{cases} H_*+\left(\sqrt\Delta-\dfrac c2t\right)^2, &0\le t\le t_*,\\ H_*,&t\ge t_*, \end{cases}\\ t_*=\frac{2\sqrt\Delta}{c}. \end{gathered}}

二乗した式は t∗t_* までの排水過程を表す。H∗<0H_*<0 なら水槽 B が空になる時点でこの水頭モデルの適用は終了する。

(4)​

流れが止まると B、C の水頭が等しいので、容器内で平衡する場合

H∞=H∗=H3+PCρg−MρS=2H2−H1+MρS.\boxed{\begin{gathered} H_\infty=H_*\\ =H_3+\frac{P_C}{\rho g}-\frac{M}{\rho S}\\ =2H_2-H_1+\frac{M}{\rho S} \end{gathered}}.