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九州大学 工学府 機械系専攻 2016年8月実施 熱工学 問2

Author​

祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)

Description​

図1のように,ヒータと平板(厚さ L (m)L\,(\mathrm m))が接している。平板の熱伝導率は k (W/(m⋅K))k\,(\mathrm{W/(m\cdot K)}),密度は ρ (kg/m3)\rho\,(\mathrm{kg/m^3}),比熱は c (J/(kg⋅K))c\,(\mathrm{J/(kg\cdot K)}) であり,これらは温度に関わらず一定である。ヒータの電源は切られていて,平板は一様な初期温度 Ti (∘C)T_i\,(^\circ\mathrm C) である。以下の問いに答えよ。(50点)

原題の図1:ヒータと平板

(1) 時刻 t=0t=0 で,ヒータにより平板を熱流束 q (W/m2)q\,(\mathrm{W/m^2}) で加熱開始すると同時に,x=Lx=L の面で温度 Tf (∘C)T_f\,(^\circ\mathrm C) の流体に曝した(ただし,Tf>TiT_f>T_i)。平板と流体の間の熱伝達率を h (W/(m2⋅K))h\,(\mathrm{W/(m^2\cdot K)}) とする。加熱開始後の時刻 tt における平板内の温度分布 T(x,t) (∘C)T(x,t)\,(^\circ\mathrm C) を求める熱伝導方程式を書け。また,これを解くための初期条件1つと境界条件2つを示せ。

(2) 十分に時間が経過して定常状態になったとき,x=0x=0 における平板温度 T0 (∘C)T_0\,(^\circ\mathrm C) と x=Lx=L における平板温度 Tw (∘C)T_w\,(^\circ\mathrm C) をそれぞれ求めよ。ただし,L,k,h,Tf,qL,k,h,T_f,q 以外の記号を用いてはならない。導出過程も示すこと。

(3) 図2の①は t=0t=0 における平板と流体の温度分布を,②は少し時間が経過した後の温度分布を示している。これにならって,十分に時間が経過して定常状態になったときの温度分布③を図示せよ。また,②と③の間の時刻における温度分布として最も適切なものを図中の(a)~(d)から選び,選んだ理由を文章で説明せよ。

原題の図2:温度分布の候補

(4) x=0x=0 における平板の温度を熱電対で計測することにした。熱電対の設置方法として最も適切なものを図3の(i)~(iv)から選べ。また,その理由を文章で説明せよ。ただし,熱電対とヒータ,平板は密着しているものとする。

原題の図3:熱電対の設置方法

题目描述​

如图1,加热器与厚度为 L (m)L\,(\mathrm m) 的平板相接。平板的导热系数为 k (W/(m⋅K))k\,(\mathrm{W/(m\cdot K)})、密度为 ρ (kg/m3)\rho\,(\mathrm{kg/m^3})、比热为 c (J/(kg⋅K))c\,(\mathrm{J/(kg\cdot K)}),三者均不随温度变化。加热器尚未通电,平板初始温度均匀,为 Ti (∘C)T_i\,(^\circ\mathrm C)。回答下列问题。(50分)

(1) 在 t=0t=0 时,加热器开始以热流密度 q (W/m2)q\,(\mathrm{W/m^2}) 加热平板,同时使 x=Lx=L 的表面暴露于温度为 Tf (∘C)T_f\,(^\circ\mathrm C) 的流体,且 Tf>TiT_f>T_i。板与流体之间的换热系数为 h (W/(m2⋅K))h\,(\mathrm{W/(m^2\cdot K)})。写出求加热开始后时刻 tt 的板内温度分布 T(x,t) (∘C)T(x,t)\,(^\circ\mathrm C) 所用的导热方程,以及求解所需的1个初始条件和2个边界条件。

(2) 经过足够长时间达到稳态后,分别求 x=0x=0 的板温 T0 (∘C)T_0\,(^\circ\mathrm C) 和 x=Lx=L 的板温 Tw (∘C)T_w\,(^\circ\mathrm C)。不得使用 L,k,h,Tf,qL,k,h,T_f,q 以外的符号,并须给出推导过程。

(3) 图2中①表示 t=0t=0 时平板与流体的温度分布,②表示稍后时刻的分布。仿照该图画出经过足够长时间达到稳态后的温度分布③。另外,从图中(a)~(d)中选出最适合表示②与③之间某时刻温度分布的曲线,并用文字解释选择理由。

(4) 用热电偶测量 x=0x=0 处的平板温度。从图3的(i)~(iv)中选出最合适的安装方式,并用文字解释理由。热电偶与加热器、平板均紧密接触。

Kai​

(1)​

ρc∂T∂t=k∂2T∂x2,T(x,0)=Ti,\boxed{\rho c\frac{\partial T}{\partial t}=k\frac{\partial^2T}{\partial x^2}, \qquad T(x,0)=T_i,}
−kTx(0,t)=q,−kTx(L,t)=h[T(L,t)−Tf].\boxed{\begin{gathered} -kT_x(0,t)=q,\\ -kT_x(L,t)=h[T(L,t)-T_f]. \end{gathered}}

過渡状態では平板に熱が蓄えられるため、x=Lx=L からの放熱流束が常に qq になるとは限らない。

(2)​

定常では T′′=0T''=0。左端の条件から傾きは −q/k-q/k、右端では q=h(Tw−Tf)q=h(T_w-T_f) なので

Tw=Tf+qh,T0=Tf+qh+qLk.\boxed{T_w=T_f+\frac qh,\qquad T_0=T_f+\frac qh+\frac{qL}{k}.}

全分布は T(x)=Tf+q/h+q(L−x)/kT(x)=T_f+q/h+q(L-x)/k である。

(3)​

定常時の平板内温度は、T0T_0 から TwT_w へ直線的に下がり、流体側で TfT_f に近づく。

定常温度分布の模式図

中間時刻の候補は (c)\boxed{\mathrm{(c)}}。左面の傾きは常に −q/k<0-q/k<0 であり、初期温度から加熱される過程では Tt>0T_t>0、したがって Txx=(ρc/k)Tt>0T_{xx}=(\rho c/k)T_t>0 で下に凸となる。また、右壁温度がまだ TfT_f より低い図示の段階では、右面の傾きは正でなければならない。

(4)​

(iv)\boxed{\mathrm{(iv)}} を選ぶ。熱電対線を測定面に沿う等温面内に配線すると、接点から線を通じて熱が逃げる影響を小さくできる。ヒータ内部や平板内部の異なる温度領域へ直接引き出す配置では、線に沿う熱伝導による誤差が生じやすい。